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先生、ウンチとれました 野生動物のウンチの中にある秘密
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先生、ウンチとれました 野生動物のウンチの中にある秘密

牛田一成(著者)

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先生、ウンチとれました 野生動物のウンチの中にある秘密

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 さ・え・ら書房
発売年月日 2019/09/27
JAN 9784378039206

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2021/10/04

シンバイシス研究所 ブログ「研究員のひとりごと」 健康な食事とは?より https://shinbiosis.com/everydaylife/7152/ 一部を抜粋すると、 「腸内細菌の情報から、その動物のくらしを、どのような腸内細菌が、どうやって支えているのかがわかる。自然...

シンバイシス研究所 ブログ「研究員のひとりごと」 健康な食事とは?より https://shinbiosis.com/everydaylife/7152/ 一部を抜粋すると、 「腸内細菌の情報から、その動物のくらしを、どのような腸内細菌が、どうやって支えているのかがわかる。自然界には、さまざまな細菌が、数えきれないほど存在し、地球の物質循環を支えている。その一部が、動物の身体の中にこっそりまぎれこんでいるのではない。腸内細菌は、動物の身体の中に堂々と住みついて、宿主の役に立つさまざまな働きをしているのだ。もはや腸内細菌は、その動物にとって欠かせない身体の一部であり、野性動物の見せる不思議の多くは、彼らの腸内細菌を調べることで明らかにできると考えている。」 ーーー 「現代人の健康問題は、わたしたち自身の身体が現代の食生活に適応していないことから起こるという説がある。これを裏づけるように、近年、腸内環境と腸内細菌の乱れが、多くの病気と関係することがわかってきた。 わたしたち人間に本当に適した食生活とはどのようなものかを調べるには、人間の祖先の食生活や腸内環境、そして、どのような腸内細菌がいるのかを知る必要がある。遺跡から発掘されるわたしたちの祖先の歯の化石や出土品からも、祖先の食事が推測できるが、残念ながら、生化学的な腸内環境はわからないし、どんな細菌が住んでいたのかもわからない。胃や腸、肝臓などは化石に残らないからだ。 人類は、霊長目ヒト科の動物だ。人類が進化していく中で、いくつもの種類が分かれていったが、ほとんどは化石でしか残っていない。現存しているヒト科の動物のうち、最後に分かれた系統に属するのはチンパンジーだ。わたしたちの祖先は、もともとアフリカの森の中でくらし、たぶん今のチンパンジーのように、身のまわりにある植物の葉や果実を主体に、昆虫や小動物などを食べる雑食性の食生活をしていたと考えられている。それから二足歩行をするようになり、森からサバンナに出て、狩猟と採集を行うようになった。その結果、わたしたちの祖先は、チンパンジーの食生活と比べると、“肉食にかたよった雑食”になり、それがおよそ300万年間つづく。そして1万年前になって農業が発明されたことで、小麦、トウモロコシ、米を主食とするようになり、ふたたび“植物食にかたよった雑食”になったわけだ。」

Posted by ブクログ

2020/10/21

ウンチを調べて、動物の腸内細菌を研究するウンチ博士こと牛田一成博士のお話。  動物園のチンパンジーのウンチを調べると、人間と同じ乳酸菌がでてくる。人と同じ食べものを食べたことが原因だった。 野生のチンパンジーの出来たてウンチを採取するために、秘境に分け入って追いかけたり追いか...

ウンチを調べて、動物の腸内細菌を研究するウンチ博士こと牛田一成博士のお話。  動物園のチンパンジーのウンチを調べると、人間と同じ乳酸菌がでてくる。人と同じ食べものを食べたことが原因だった。 野生のチンパンジーの出来たてウンチを採取するために、秘境に分け入って追いかけたり追いかけられたりの生活が始まる。 ・食生活によって、すんでいる腸内細菌が違う。 ・野生の動物と飼育下の動物で、同一の乳酸菌が見つかる。 ・食物の持つ毒性を分解する腸内細菌がある。 ・食糞行動。  …栄養を逃がさない。  …親から子へ、腸内細菌を譲渡する。  …失った腸内細菌の補完。 その他、著者が研究を目指したきっかけ。 テレビ撮影。 日本での研究。 ぐち(笑) ゴリラ・フロマージュ…まだ販売しているのかな?食うべきか、食わざるべきか。 などなど、研究に従事することの悲喜こもごも(楽しい多め)、今後目指しているところなど。 「知りたいことを知る教科書的な研究」の向こうに未知がある。

Posted by ブクログ