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光炎の人(下) 角川文庫
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光炎の人(下) 角川文庫

木内昇(著者)

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光炎の人(下) 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2019/09/21
JAN 9784041082126

光炎の人(下)

¥330

商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

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2019/12/16

そうか。最終的な着地点は、何と張作霖爆殺事件なんだ。途中からそんな気がしてきて、浅田次郎の件の作品が物凄く好きな自分としては、そういう点でも、本作がだんだんと面白く読めるようになってきた。主人公のキャラは、結局最後まで好きになれないものだったけど、だからこそこんなクライマックスが...

そうか。最終的な着地点は、何と張作霖爆殺事件なんだ。途中からそんな気がしてきて、浅田次郎の件の作品が物凄く好きな自分としては、そういう点でも、本作がだんだんと面白く読めるようになってきた。主人公のキャラは、結局最後まで好きになれないものだったけど、だからこそこんなクライマックスが成り立つってもの。触るものみな傷つけて、ありとあらゆる人間関係を拒否してきたもんな~、って感慨もひとしお。手放しで好き!って感じでもないんだけど、小難しい機械の話とかも頻繁に出てきながらも、それでも頁を繰る手が止まらなかったのは、物語に引きつけられたからに違いない。力作。

Posted by ブクログ

2019/10/24

史実をもとにどこまでフィクションを盛り込むか、が作者の手腕が問われるところである。 技術者が自分の夢をただ実現したいがために、実行したことが、戦争の中の事件に巻き込まれていく。 冷静さを欠いた音三郎と冷静沈着に処断する利平の結末は、戦時中の狂気に誘われる人々を想像させる。

Posted by ブクログ

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