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地形で読みとく都市デザイン
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地形で読みとく都市デザイン

岡本哲志(著者)

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地形で読みとく都市デザイン

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 学芸出版社
発売年月日 2019/09/19
JAN 9784761527150

地形で読みとく都市デザイン

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商品レビュー

3.3

4件のお客様レビュー

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2023/07/11

読む「ブラタモリ」。TV番組よりは硬い調子で、細かく書かれているので、好きな人は興味深く読めると思う。タイトルどおり、地形と都市との関係だが、縄文前期から近代に至るまでの、それらの変化をたどる旅でもある。川の流れと(自然のものだけでなく人工のものも)、海面の変化が土地を侵食し地形...

読む「ブラタモリ」。TV番組よりは硬い調子で、細かく書かれているので、好きな人は興味深く読めると思う。タイトルどおり、地形と都市との関係だが、縄文前期から近代に至るまでの、それらの変化をたどる旅でもある。川の流れと(自然のものだけでなく人工のものも)、海面の変化が土地を侵食し地形を作る。地形はたんなる起伏ではなく、水(飲用、農業用、水運)につながる。古井戸や神社が土地の歴史をたどる鍵となる。

Posted by ブクログ

2022/11/20

ブラタモリに出演経験もある都市形成の専門家である著者が、何気ない風景がどのように作られてきたのか、そのまちはどのように発展していったかを様々なタイプに分類しながら紹介していく一冊。 ブラタモリはよく見ていますが、より専門的にした内容です。章ごとに分類された内容に沿って、例として紹...

ブラタモリに出演経験もある都市形成の専門家である著者が、何気ない風景がどのように作られてきたのか、そのまちはどのように発展していったかを様々なタイプに分類しながら紹介していく一冊。 ブラタモリはよく見ていますが、より専門的にした内容です。章ごとに分類された内容に沿って、例として紹介された都市をメモしてみましたが、なかなかこのような視点で見るのは難しいなという印象でした。普通の観光地をめぐるだけでなく、そのまちの成り立ちから考えると、もっと深くその地を知ることができると思います。 1章 古代の都城と陸海の道  1 東西日本の運命を分けた縄文時代の火山と潮位  2 理想の地形を求めた都城と地形を無視できなかった東海道  3 古代の信仰と流域・海上交通  4 潮位の変化によって入江から台地のまちにー鹿島(茨城県鹿嶋市) 2章 河岸段丘が織り成す都市と田園  1 河岸段丘下に広がる日本らしい風景ー座間  2 河岸段丘と用水が織り成す宿場町ー日野  3 複合する河岸段丘上の平坦地の宿場町ー桑折(福島県桑折町)  4 起伏のある河岸段丘に成立した用水路が巡る町ー吉井(福岡県うきは市) 3章 港町  1 地形と港町のかたち ・尾道(広島県)、牛窓(岡山県)、室津(兵庫県) ・入海から発展した庵治(香川県高松市) ・岬に集約化された中世港町・津屋崎(福岡県福津市) ・三国(福井県) ・丘陵を背に砂州の斜面地に成立した短冊上の近世港町・亀崎(愛知県半田市) ・格子状の空間構造を持つ近世港町・酒田(山形県)  2 凹地に潜む中世のラビリンス空間ー真鶴・宿根木(新潟県佐渡市)  3 潮位差の少ない環境がつくりだす水際景観ー伊根・成生(京都府舞鶴市) ・山の稜線に包まれた内海に成立する伊根 ・舟屋のある漁村集落・成生 4章 城下町  1 城下町の成り立ちと地形ー城の立地戦略と河川・用水の利用 ・岐阜、大坂、江戸、福井、金沢 ・低湿地帯に築かれた特異な城下町・柳川  2 山間の凹地に潜む中世城下町ー一乗谷・枝折(滋賀県米原市)  3 山間の渓谷に巡らされた用水の城下町ー郡上八幡  4 扇状地につくられた城下町ー山形  5 高低差を活かしたダイナミックな惣構の城下町ー江戸 5章 開港場と居留地  1 開港場・居留地の立地と地形 ・長崎  2 水際の低地に立地する居留地の展開ー横浜  3 神話的象徴軸が同居する河口の開港場ー神戸 6章 近代都市  1 平山城を核にした城下町とその周縁に敷設された鉄道 ・門司、小樽 ・城下町・港町の「外側を通す型」:山形、山間部のV字型をした限られた平坦地の成立した津和野などわずか ・「内側を貫く型」:金沢、萩、松江、柳川、桑名、熊本、彦根 ・「執着駅型」:長崎、函館  2 低地を巡る掘割網と自動車交通ー東京下町の道路と橋 <目次> 第1章 古代の都城と陸海の道 第2章 河岸段丘が織り成す都市と田園 第3章 港町 第4章 城下町 第5章 開港場と居留地 第6章 近代都市

Posted by ブクログ

2022/02/28

大変、硬派な本だ。 読者におもねることなく、『基本的な地名は当然知ってるよね?』と、静かな詰め寄りを与える。 全国の都市のうち、特徴的な類型化方法で取り出し、紹介する。 有名かどうか何て二の次だ。 そこがまた硬派だ。

Posted by ブクログ

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