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一ノ関圭本 漫画家本 vol.11 サンデーCSP
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2019/09/30 |
JAN | 9784091294296 |
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一ノ関圭本
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4年前、2015年刊行の『鼻紙写楽』が出たときに、33年ぶりに彼女の新作が読めて大いに興奮した。「まだ現役でいてくれた!」と。しかし私は勘違いしていた。彼女は一度も引退などしていなかった。そもそも『絵本江戸の歌舞伎』が発展して『鼻紙写楽』になったのだ。そもそも彼女は画家の夢破れて...
4年前、2015年刊行の『鼻紙写楽』が出たときに、33年ぶりに彼女の新作が読めて大いに興奮した。「まだ現役でいてくれた!」と。しかし私は勘違いしていた。彼女は一度も引退などしていなかった。そもそも『絵本江戸の歌舞伎』が発展して『鼻紙写楽』になったのだ。そもそも彼女は画家の夢破れて漫画家になったわけじゃない。漫画家になるために芸大に入ったのである。というようなことを、今回ロングインタビューを読んで知ることができた。彼女は古いタイプの漫画少女だった。 今回作家の伊藤比呂美などが「漫画は三度の飯より好きだけど、何回も引越ししてその度にほとんどの本を処分してきた。ずっと持ち続けてきた漫画は一ノ関圭だけだ」と告白しているように、彼女の漫画にはカリスマ性がある。こういう本にありがちの「圭論」などや、扉絵原本、ネーム公開、そして単行本未収録の「クレソン」掲載などがあるが、最も貴重なのは、ほぼ100ページに渡る、著者本人がほぼ全ての作品について語り尽くすロングインタビューである。 今までの一ノ関圭は「生ける伝説」だった。この本によって「生ける巨匠」になった。今後、作品の再読をしていかねばならない。表紙は『らんぷの下』小学館叢書および小学館文庫カバーイラスト。
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