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屑の結晶
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屑の結晶

まさきとしか(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2019/09/18
JAN 9784334913069

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商品レビュー

3.7

16件のお客様レビュー

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2024/10/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まさきとしか作品いくつか読んだけどいまのところ一番好き。 これだけ何人も登場人物がいて、それぞれに共感しながら読み進められるの本当にすごい。 もともと狂ってる人がいなくて、みんな育った環境でだんだんボタンを掛け違えていく、、 最初は楠生が猟奇的な殺人犯に見えるのに、読み終わるとただ真美を信じて、真美に救われて生きてきた少年のときのままだったのが切ない。 真美も楠生のこと最後の切札と思っていて、自分の罪を被って勾留されてるのに、接見で更に助けを求めるところで心臓がきゅってなった。 まさきとしか作品は親から子への愛を考えさせられることが多いけど、 吉永と楠生の間では女から男への愛、 貴子と母の間では子から親への愛、 貴子母と悠の間では親から子への愛、 楠生と真美の間ではお互いに生を感じられる、存在自体に対しての愛みたいな、いろんな種類の愛が一冊に詰まってると思った。 色の描写もすごく綺麗。 全然ハッピーエンドではないけど、読後に爽やかさを感じる不思議な話。

Posted by ブクログ

2023/11/08

「誰を殺そうと俺の自由」と言って二人の女性を殺した「クズ男」こと楠生。登場人物がみな、親という存在に心を蝕まれ憎みながら、それでも振り向いてほしかっただろうことが辛すぎる。自分の命をかけても守りたかったもの、それだけが生きる全てだった彼がこの先、生きていくための希望はあるのかな。...

「誰を殺そうと俺の自由」と言って二人の女性を殺した「クズ男」こと楠生。登場人物がみな、親という存在に心を蝕まれ憎みながら、それでも振り向いてほしかっただろうことが辛すぎる。自分の命をかけても守りたかったもの、それだけが生きる全てだった彼がこの先、生きていくための希望はあるのかな。処世術を学ばずに生きてきた楠生が「女を幸せにするのは金と力とやさしさ」という言葉を信じていたのが悲しい。歪んだ愛情の様々がありました。最後は切なくて泣けました。

Posted by ブクログ

2023/02/15

読み進むに連れ悲しみが募って行った。 元交際相手の山本若菜とビルの清掃スタッフ・亀田礼子の二人を殺害したとして逮捕された33歳の小野宮楠生。 逮捕時のチャラい言動と名前の楠生からクズ男と呼ばれ罵られる。 二つの殺人事件は本当に楠生の犯行なのか、それとも真犯人が別にいるのか、...

読み進むに連れ悲しみが募って行った。 元交際相手の山本若菜とビルの清掃スタッフ・亀田礼子の二人を殺害したとして逮捕された33歳の小野宮楠生。 逮捕時のチャラい言動と名前の楠生からクズ男と呼ばれ罵られる。 二つの殺人事件は本当に楠生の犯行なのか、それとも真犯人が別にいるのか、動機は何なのか、弁護士の宮原貴子が調査を進めて行き徐々に明らかになる真相。 毒親の存在やネグレクト、幼少時に交わした宍戸真美との約束と、勘違いから生まれた犯行、全てのエピソードが辛い。 親から承認されず居場所のない子らの孤独に胸が締め付けられた。

Posted by ブクログ