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森毅ベスト・エッセイ ちくま文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2019/09/10 |
JAN | 9784480436153 |


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森毅ベスト・エッセイ
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数学者の森毅さんのエッセイ集。 戦前戦中戦後、高度経済成長期と激動と呼ばれる時代の中を生きていた方だけど森さん自身の生き方考え方価値観人生観は常に一貫していて、そこがすごいと思った。激動だったからこそ、中心の自分がぶれなかったのかも。『人生は自分の物語を編むこと』というフレーズが...
数学者の森毅さんのエッセイ集。 戦前戦中戦後、高度経済成長期と激動と呼ばれる時代の中を生きていた方だけど森さん自身の生き方考え方価値観人生観は常に一貫していて、そこがすごいと思った。激動だったからこそ、中心の自分がぶれなかったのかも。『人生は自分の物語を編むこと』というフレーズが文中に何度か出てきたけど、動いていく時代や社会の中で、その流れにのまれるのでも逆らうのでもなく、そういうものも全て自分の物語にくみこんだ上で「自分」をが形作られていく。今のコロナ禍の世の中を森毅さんが生きていたらどんな風に見るのか、どんな風に生きるのか。自分自身は今の(これまでも)世の中をどう自分の物語にくみこむのか。なんてことを考えながら読んだ。 森さんは一貫しているけどガチガチに固いわけじゃなく、頑なじゃなく、柔軟でゆとりがあって、確固たる自分が自分の中にあるっていうのは、こういうことなんだなぁと一冊を通して感じた。この柔らかさと厳しさと強さがすごく好き。 自分の物語を編み、自分で責任を持って生きること。
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久しぶりに森先生とゆっくり対話ができた。池内紀さん ありがとう。そして、ご冥福をお祈りいたします。今回は読みながらTwitterでつぶやいていたので、それらをトゥギャザーします。 人生20年説の次の2乗説が出てきた。初めて本で読んだ。新聞に書かれていたみたい。20年ほど前に飲み屋...
久しぶりに森先生とゆっくり対話ができた。池内紀さん ありがとう。そして、ご冥福をお祈りいたします。今回は読みながらTwitterでつぶやいていたので、それらをトゥギャザーします。 人生20年説の次の2乗説が出てきた。初めて本で読んだ。新聞に書かれていたみたい。20年ほど前に飲み屋で直接お聞きしたのが懐かしい。その後は私もずっと2乗説を採用しています。現在私は第8ステージ(7×7=49歳から8×8=64歳)。下に任せてどっしり構えていればええんやなあ。 大学について 年齢の幅がせまい。女性が少ない。外国人が少ない。森先生が30年前に指摘している。上野千鶴子さんの祝辞を読むまでもなく、たいして今も違いはなさそうやなあ。 ブルバキがどういう数学者集団かを初めて知った。ヤジウマで、デシャバリで、オッチョコチョイなんだそうな。私も見習おう。 正しいかどうか、あやしい意見をのべてこそ、討論に値する。 自分とつきあいのよい相手より、つきあいにくい相手にこそ、ものを語るのがもの書きというものだろう。Twitterではなかなか違う意見の人に答えてくれないんだなあ。議論したいのになあ。面倒なのにかかわりたくないのかなあ。かかわりたくないよなあ。 みんなの思う「よい国」に背を向けても生きられるのが、本当のよい国なのだろう。「よい学校」も同じ。 自分の休日。ええなあ。誕生日1/11、結婚記念日5/11、妻誕生日10/7くらいは許されるかなあ。まあ、年次有給休暇をとればええだけやけど。まあそれが誰にも遠慮なくとれるようになるとええなあ。
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ベスト・エッセイにふさわしい充実した選集。著者がヤジウマで、デシャバリで、オッチョコチョイを大事にし、「ねばならぬ」を嫌ったのは、「どんなに辛くっても、自分の未来は、自分だけに属する」ことへの確信に根差したものだったのだろう。池内紀氏の最後の仕事の一つとしても、記憶しておきたい。
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