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脳のなかの自己と他者 身体性・社会性の認知脳科学と哲学 越境する認知科学1
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 共立出版 |
発売年月日 | 2019/09/07 |
JAN | 9784320094611 |
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脳のなかの自己と他者
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> この本は,「自己」と「他者」が脳のなかでどのように生まれ,存在しているのか,認知脳科学の近年の成果をまとめつつ,哲学の力を借りて考察を加えたものである。(はじめに) 脳科学の研究結果と関連する哲学領域の話題を並べて書くことで、各研究結果の捉え方を明らかにすると共に、そ...
> この本は,「自己」と「他者」が脳のなかでどのように生まれ,存在しているのか,認知脳科学の近年の成果をまとめつつ,哲学の力を借りて考察を加えたものである。(はじめに) 脳科学の研究結果と関連する哲学領域の話題を並べて書くことで、各研究結果の捉え方を明らかにすると共に、それが自己と他者の認識におけるどのような仮説に繋がるのかを記述する。 登場する哲学者は、デカルト、フッサール、メルロ=ポンティ、ハイデガー、ブーバーなどよく知られた名前だが、本書の中ではメルロ=ポンティが特に重要な位置を閉めているように感じた。 デカルトのよく知られている「我思う、故に我あり(I think, therefore I am.)」に対して、メルロ=ポンティ式の「我成し能う、故に我あり(I can, therefore I am.)」を提示し、意識が運動可能性=身体性を帯びていると書く。 > 「自己」は根源的には,思考・意識によってではなく,身体の運動性・感受性から生まれてくるのである。(1.1.13 メルロ=ポンティの身体性哲学) 本書では前半が「自己」、後半が「他者」について書かれている。 前半の「自己」についての記述では、幻肢、統合失調症、ラバーハンド錯覚などの精神疾患や錯覚から、身体所有感や自己と他者の境界、脳の中の自己についてなどが述べられる。 後半の「他者」についての記述では、ミラーシステムや共感に関する研究結果からその特性を述べ、自己が他者を認識する方法の仮説が述べられる。 哲学と研究結果が並べられることで、研究結果のみが紹介されるよりも言語的な広がりを持って内容を読み進めることができ、とてもいい構成だと感じた。 紹介されている哲学者の一部は表現が抽象的で真意を掴みかねるような箇所もあったが、一方で身体性哲学のような研究結果に広がりを持たせるテーマを知るきっかけになった。 関連してメルロ=ポンティの書籍を購入したので後ほど読みたい。
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「越境する認知科学」というシリーズ名。 哲学と認知科学の組み合わせは新鮮で(学生時代にこんな本があったら良かった)、特に第5章の脳のなかの「他者」におけるレヴィナス、第6章の共感からwe-modoでのブーバーの解説は興味深かった。 痛みへの共感に関連する脳部位やwe-mode認...
「越境する認知科学」というシリーズ名。 哲学と認知科学の組み合わせは新鮮で(学生時代にこんな本があったら良かった)、特に第5章の脳のなかの「他者」におけるレヴィナス、第6章の共感からwe-modoでのブーバーの解説は興味深かった。 痛みへの共感に関連する脳部位やwe-mode認知 の脳メカニズムなど最新の知見を得ることができた。
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