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朝が来るまでそばにいる 新潮文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2019/08/28 |
JAN | 9784101200538 |


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朝が来るまでそばにいる
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商品レビュー
3.4
34件のお客様レビュー
ブク友様のレビューから手に取った1冊! なんとなく不穏な印象でゾゾっとするのに、描写が鮮明で本に入り込んでしまった。 [明滅]が気に入った。 素敵な1冊に出会わせてくださったブク友様に感謝\( ´ω` )/
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数年前に表紙買いしてそのまま積ん読になってた本。 積ん読崩し3冊目。 この本は買った事さえ忘れていたし、なんならこの作家さんのお名前も存じ上げなかった。完全に表紙の絵と帯のあおりに惹かれて買ったのだと思う。 今まで詩的な表現が強い女性作家さんの作品が苦手で、読み始めた時は「苦手...
数年前に表紙買いしてそのまま積ん読になってた本。 積ん読崩し3冊目。 この本は買った事さえ忘れていたし、なんならこの作家さんのお名前も存じ上げなかった。完全に表紙の絵と帯のあおりに惹かれて買ったのだと思う。 今まで詩的な表現が強い女性作家さんの作品が苦手で、読み始めた時は「苦手なタイプかも…」と少し構えたんだけど、それぞれの話が「死」と向き合うことによってそれぞれの「生命」を物語っていて、最後の1ぺージ、下手したら最後の2~3行だけで、一気に話の印象が変わり、すごく好きになる話ばかりだった。 短編集だったのもよかったのかも。 この作家さんの他の本もいつか読んでみたいなと思った。
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彩瀬まる、怒涛の三連続読破。ちょっと中毒性があるね。私の前には他の本も読んでくださいと言って並んでいるから、そちらの方も無視はできない。ひとしきり読んだら、また戻って来るから、安心して待っていて下さい。 今回は、本の題名と同じ作品は無く、各作品に「朝が来るまでそばにいる」という...
彩瀬まる、怒涛の三連続読破。ちょっと中毒性があるね。私の前には他の本も読んでくださいと言って並んでいるから、そちらの方も無視はできない。ひとしきり読んだら、また戻って来るから、安心して待っていて下さい。 今回は、本の題名と同じ作品は無く、各作品に「朝が来るまでそばにいる」という状況が共通して出てくる。こういった短編のまとめ方は初めて体験した。最初からこういった短編集を出版するために作品に共通概念を組み込んだのだろうか。そうだったら素晴らしい。今回もその素晴らしさを書き記して永遠に心に留めておきたい。そのためには今回も各作品についてコメントしたい。ただし、共通部分には敢えて触れないでおく。 〇「君の心臓をいただくまで」 強い人だなぁ、本当に強い。どうしたらこんなに強くなれるのだろうか。そばにいて心の隙間を狙って入って来る存在。あくまでも自分に自然に溶け込んでいく存在。逆に入って来てもらった方が楽になるかもしれない。でも、確固たる信念でそれを拒否して最後には自分を取り戻す。こんなの特別な人でなければ断ち切る事なんてできない。本当に強い人だ。 〇「ゆびのいと」 最初は何の変哲もない話だと思っていたが、そういう話なんですね。違和感ワードが一つ出ると、それがベースとなって話が進展していくとは、そして結末まで一直線に進む。引き込まれる速度がブラックホールに徐々に引っ張られていく星間物質の様に、その加速度が半端ない。そしてシュワルツシルト半径に到達して話は一気に事象の地平線で留まる。その後は、外からはどうにもできない状態になる、という感じかな。 〇「眼が開くとき」 キーワードは「ぱりぱりぐちゃぐちゃぼりぼりごくん」。衝撃的な擬音語で、主人公の心の底辺から突如として湧き出してくる不安定感情。獲物が捕食されて命は直ぐに尽きてしまうのだが、命を落とした直後から一定期間亡骸が徐々に小さくなっていく、その間の捕食者が得た快楽が突如無くなったら人生の目標を失い、最終的にはその絶望により自ら命を絶つ、いやそれに抵抗するか。どちらになるかは曖昧のまま・・・それが終わり方としてはベストだろう。 〇「よるのふち」 久々に良い話を読んだ。読み終わると同時に、ずーーと頭に発生していた痺れがスッと引いた。そして大きなため息。それを吐き出し終えた 後に、今度はすぐに感動の痺れが襲ってきて、なかなか引かない。心臓の動悸もなかなか収まらない。母親が子供時代に亡くなった経験はないが、もし同じことが起こったら、もし同じシチュエーションに追い込まれたらと考えると本当に胸が痛い。程なくして新しい母親が来て欲しい。そして、当面はギスギスした家庭内の雰囲気は続くが、数年で温かい家庭が戻る、当然母親が生きていた時と全く同じ状態にはならないが、子供が大人になるにつれて全員幸せになる、というストーリーを感じさせる結末になって本当に良かった。 〇「明滅」 雨が降ろうとも、過去がどうであろうとも、恐怖体験があろうとも、セックスレスでも、仕事が順調に向かっていても、二人の間に流れる静かな時間は永遠に続く。時間の太さは変わらず、どちらかが年老いて死んでも普遍的な時間は均等に進んで行くのかもしれない。この様な変化のない人生、憧れます。いつ洪水が襲ってくるのか頭の片隅で考えながら読んでいたが、最後まで洪水は発生せず、本作品も本当に良かった、安心した。平穏に生き、平穏に死ぬことができれば、二人にとってこれ以上の幸せはないだろう。 〇「かいぶつの名前」 トイレのはなこさん的お話かと思ったが、実に深刻な問題だった。少し脚本家のお力を拝借すれば、悲しい事件を防止できるテレビドラマになることだろう。 これね、何回も言うけど本当に中毒、もう依存症になってしまった。感想文も久々に長くなってしまった。もうこれでは、次に読む本も彩瀬まるになってしまう。家には大量に入手した彩瀬まるの本が積んであるので直ぐに彩瀬まるに手を出してしまう。でも、彩瀬まるの作品には限りがあるんだな。この調子で読み続ければ読む本がこの世から無くなってしまい、強烈な禁断症状が発生し頓死してしまう。そうならないためには、ここで強い意志を持って彩瀬まるを一旦断ち切る!体内から彩瀬まるを徹底的に抜く。そうしないと廃人になってしまう。頑張って彩瀬まるを絶つ、絶たなければならない。頑張る!!!(大涙)
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