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短篇小説講義 増補版 岩波新書1792
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2019/08/23 |
JAN | 9784004317920 |
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短篇小説講義 増補版
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短編小説の名手である筒井康隆による短編小説の形式や手法の極意が述べられている一冊。今では古典として扱われている海外の名作短編を取り扱っており、作家がどのような思考をもとに作品を創作したか、理解することができた。短編小説の黎明期にあたって、海外の作家が道を切り開く軌跡をたどることが...
短編小説の名手である筒井康隆による短編小説の形式や手法の極意が述べられている一冊。今では古典として扱われている海外の名作短編を取り扱っており、作家がどのような思考をもとに作品を創作したか、理解することができた。短編小説の黎明期にあたって、海外の作家が道を切り開く軌跡をたどることができた。 世界的な作家も、作家人生のなかで一生に一度しか書けないほどに、生涯の代表作となる短編小説を作るというのは大変であることを痛感した。 現在の日本の文学に向けて提言もなされており、非常に興味深い内容となっている。 30年以上前に書かれた短編小説の創作論が、30年のときを経て、加筆修正により、新たに筒井康隆本人の作品を取り上げた章が加えられている。
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かなり前に書かれた筒井さんのこの小説執筆論が、令和の時代に小説家になろうとする人間に、とても参考になる。 昨今、小説投稿サイトの増加などに伴い、小説を書く人は激増している。新人向けの小説コンテストも多く、規模の大小を問わなければ、投稿できるコンテストは毎月十件くらいあるのではな...
かなり前に書かれた筒井さんのこの小説執筆論が、令和の時代に小説家になろうとする人間に、とても参考になる。 昨今、小説投稿サイトの増加などに伴い、小説を書く人は激増している。新人向けの小説コンテストも多く、規模の大小を問わなければ、投稿できるコンテストは毎月十件くらいあるのではないか、と思う。 そのような環境の中で、短編小説のあり方はまさに多様化していて、筒井さんが言う「小説は自由だ」との主張は説得力を増している。 この本で紹介されている事例は海外作家のものが多いがゆえに、短編小説における様々な試行錯誤の事例が、テーマ選定、文章の構造の斬新さ、という視点に偏っていることは否めない。 令和時代における国内短編小説のカンブリア爆発的多様化は、日本語の特性をフル活用した文体の多様化に負う部分が大きいのではないかと思うが、そのような事例の紹介はない。 とはいえ、「何を書くか」「どう書くか」のそれぞれの軸において、小説はなんでもありの自由なものである、という主張はそのまま流用可能である。 つまり、この本の講義の内容は、具体例としては少し古いかもしれない。だが、短編小説論としては最前線に返り咲いているのだと思う。
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筒井康隆といえば気の向くまま、筆の赴くままに大量の作品を生み出し続けてきた印象があるが、しかし本書ではその実、短編小説を書くためのテクニックや心構え、文学界の課題意識について綿密な考察を披露する。紹介されている短編小説とセットで読みたい一冊。
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