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孤篷のひと 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2019/08/23 |
JAN | 9784041080436 |
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孤篷のひと
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商品レビュー
3.6
13件のお客様レビュー
茶人、小堀遠州の生涯を、回想を上手く織り交ぜながら描いた作品。別に茶道にも日本史にもさして興味が無い自分でも、飽きること無く読み進められる不思議。伊達政宗が出てくるシーンだけはどうやっても脳内映像が渡辺謙になる病気が再発した。
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当日の武士(権力)が茶道や庭園に大きな価値を見出してきたことは、歴史を学ぶ上でも興味深い。 武士政権も権威が必要で、公家文化に倣う必要性があり、それが遠州のようなマルチタレント文化人が重用された背景でもあると思う。 そのような思いが重なり、ある意味歴史の裏側で活躍した人物でもある...
当日の武士(権力)が茶道や庭園に大きな価値を見出してきたことは、歴史を学ぶ上でも興味深い。 武士政権も権威が必要で、公家文化に倣う必要性があり、それが遠州のようなマルチタレント文化人が重用された背景でもあると思う。 そのような思いが重なり、ある意味歴史の裏側で活躍した人物でもある小堀遠州のことを学びたく、本著を手に取る。 史実を並べてみても、遠州が手がけた作庭等から、驚異的な活動量であることを知ることができ、ただ驚くばかり。 相当に実務面でも能力が高かったのだろう。 また、意外な人脈も新たな発見であり勉強になる。 史実はどうかわからないが、当時のメンタリティについても触れられている点、参考になる。 以下引用~ ・ひとの心には自分への執着があるから、自分より優れた人に反感を持ったり、初心者を見下してはならないと説いている。 ・「居る場所によって人の顔が変わるのは、相手によって変えるからだ。ひとの顔は相手を映す鏡かもしれぬ。相手を傲慢と見るのは、おのれの心に傲慢さを抱いておるゆえであろう」(三成) ・「ひとの心はそのときだけのものだ。過ぎ去ってしまえば、おのれの内に留めおくことはできぬ。だからこそ、われらは茶を一期一会の心で喫し、たったいまの心を留めようと思って筆を運び、あるいは茶碗を焼くのであろう」 ・利休の考案したにじり口は、キリシタンの教えにある「狭き門より入れ」という言葉に合わせたものではないか。茶室という狭い空間で、世俗の欲を捨て去って茶を喫するのは、宣教師が行うミサに似ていなくもない。
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江戸時代初期の大名茶人、作庭家小堀遠州が、晩年に巡りあってきた千利休、古田織部、石田三成、後水之尾天皇、沢庵、藤堂高虎、伊達政宗らとのエピソードを回想した、葉室麟の心暖まる筆致での時代小説。
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