小林秀雄の代表的論文「私の人生観」を含む名文集。何より簡潔に本質のみを明確に語るこの文章は何度読み返しても畏れ入るばかりだ。一つ一つの文は長くない。しかしそれが一つの文章になったときの鋭いロジックと共感性は素晴らしい。現代人でこういう文章書ける人、あまりいないですよね。講演記録「信じることと知ること」も良い。

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2020/05/18

2020年5月短い作品がいくつか。軽やかな文章で、小林秀雄が現代にいたらnoteとかcakesとかに書いていそうだなぁと思う。同時代の作家とのエピソードが面白いが（「中原中也の思い出」目当てに本を購入した）、同じくらいの敬意を持って語られる、作家でない人との思い出話「ゴルフの...

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2020年5月短い作品がいくつか。軽やかな文章で、小林秀雄が現代にいたらnoteとかcakesとかに書いていそうだなぁと思う。同時代の作家とのエピソードが面白いが（「中原中也の思い出」目当てに本を購入した）、同じくらいの敬意を持って語られる、作家でない人との思い出話「ゴルフの名人」に著者の人柄や審美眼みたいなものが表れている気がして、よかった。

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2019/09/09

名講演「私の人生観」「信ずることと知ること」を中心に、ベルグソン論「感想」（第一回）ほか、著者の思索の軌跡を伝える随想集。〈解説〉水上　勉

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