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なぜ僕らは今、リノベーションを考えるのか
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なぜ僕らは今、リノベーションを考えるのか

大島芳彦(著者), ブルースタジオ(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 学芸出版社
発売年月日 2019/08/10
JAN 9784761526801

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商品レビュー

3.7

8件のお客様レビュー

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2023/06/07

図書館で借りました。 本を開いたときは文字が小さい、、、!読みにくそうなんて思ってしまいましたが、読み進めるうちに楽しくなってきて、ワクワクしながら最後まで読めました。 特に第3章の「ブルースタジオとリノベーション」の章は著者の会社であるブルースタジオの出かけた物件をいくつも...

図書館で借りました。 本を開いたときは文字が小さい、、、!読みにくそうなんて思ってしまいましたが、読み進めるうちに楽しくなってきて、ワクワクしながら最後まで読めました。 特に第3章の「ブルースタジオとリノベーション」の章は著者の会社であるブルースタジオの出かけた物件をいくつもストーリーと共に紹介してくれていますが、とっても面白かったです。 出来上がるまでの物語と完成した建物のビフォーアフターの写真もみていてとても楽しいものでした。 ブルースタジオさん、物件名決めるときのセンス良すぎです。ここに住んでみたいなぁとおもわせてくれる物件ばかりでした。 一章戻って、 第2章の「社会とリノベーション」の章はすごく興味深く読みました。たくさんノートにメモしてしまいました。 自分の仕事に活かせると思うことがたくさんで勉強になりました。 読んで大満足の本です!

Posted by ブクログ

2022/10/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

リノベーションを使って商売をしていこうというタイミングでリノベーションとは何なのか、新築などに比べてどんな良さがあるのか知るために手に取った。ブルースタジオの成り立ち、どのような考えを持って社会問題に対峙しているかを実際の物件(物語というべきか)の紹介もあることで体系的に理解ができた。建築業界が抱えるコミュニケーションの不和、リノベーションを使って解決できる事とその考え方など。 不動産業会の抱える不和 日本の広告文化や開発にかける創意工夫は世界に誇れるクリエイティブのはずなのに不動産業界だけ月並みな商品が氾濫している。 それにより消費者に対してコミュニケーションミスを犯している。それは関係事業者間のコミュニケーションにおけるミスやロスによって生まれているのではないか。建築家、不動産業者、金融機関、それぞれの立場から見た物件という物は全く違う見え方をしておりその価値観の不一致が関係者同士のディスコミュニケーションを起こしているのではないか。 リフォームとリノベーションの違い リフォームは対処療法的な手段である。付け焼刃的に古くなったから修繕するという物。一方でリノベーション(Re inovation)は原因療法的な「考え方」である。修繕などでは解決し得ない事柄まで解決する手法である。この人、この時代、この場所でないと出来ないことを、その物件を物語として再編成しすることで実現することである。リノベーションは通常の建設とは違って既存の価値の再編である。それにより資産価値が再生出来るそれはまさにアセットマネジメントともいえるのではないだろうか。 リノベーションの利点 現代日本では新築住宅を持つことをやめ、あえて中古や賃貸で生活する賢人が増えてきている。 将来売却できることを見越したコンパクトな中古住宅を購入することで、いつでも売るも貸すも自由にできる状態で所有する流動資産型。そもそも住宅ローンを組んでまで下落することが分かっている不動産を購入するのに対して懐疑的でライフステージに合わせて住み替えていく新賃貸派、という二つの派閥がある。二つに共通するのは「今」「自分らしさ」「身の丈」というキーワードで、最小的かつ合理的に今を楽しみながら負債もなるべく減らす。こういった選択を取る人たちは自分たちの暮らしを自分たちの物語に沿って編集するという生き方がをしている。 リノベーションの本質は無価値だと思っていたものから宝さがしをしてそれにはどんな価値があるかを考えて行動してみて人に伝える能動的な活動にある。 リノベーションはつくることにあらず、使いこなすということ。という一節は印象深い。 マルチリンガルな建築家 他の業界の用語もある程度喋れるような、語彙や知識を持っておく事が今後の建築家に求められる。それはつまり建築の専門的な言葉だけではなく、他の業界や素人にも同じ世界観で話ができるようにする事で様々な業種業界を行き来して領域を拡張し、複雑な問題の絡まった現代の社会問題を解決できる建築家、建築士であるべきである。

Posted by ブクログ

2022/05/21

アセットマネジメントとしてのリノベーション。 20年やり続けて、やっと社会が追いついてきたとは、途方もない。 どんな事業も事業者が先に飽きてしまうというのはまとを得ている。 本題に関係ないかもしれないけれど、海外留学って大事かもなーーと思った。

Posted by ブクログ

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