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良いスウェーデン、悪いスウェーデン、 ポスト真実の時代における国家ブランド戦争
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良いスウェーデン、悪いスウェーデン、 ポスト真実の時代における国家ブランド戦争

ポール・ラパチオリ(著者), 鈴木賢志(訳者)

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良いスウェーデン、悪いスウェーデン、 ポスト真実の時代における国家ブランド戦争

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新評論
発売年月日 2019/08/09
JAN 9784794811301

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商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2021/05/15

スウェーデンに関する毀誉褒貶の国際的な報道についての本なんだけど、なんか読みにくいし、著者がどういう人物であるかの説明も足りないしでおかしな感じ。

Posted by ブクログ

2020/12/12

革新的かつ先進的な国との良いイメージを持つ人が多いであろう国スウェーデン。しかしどのような国なのかはあまり知られていない。そのため、少しの失敗が、その革新的かつ先進的な政策が悪影響を引き起こしたのではないか、と保守的な人々が喧伝してくる。それにより、国の印象が大きく書き換えられ、...

革新的かつ先進的な国との良いイメージを持つ人が多いであろう国スウェーデン。しかしどのような国なのかはあまり知られていない。そのため、少しの失敗が、その革新的かつ先進的な政策が悪影響を引き起こしたのではないか、と保守的な人々が喧伝してくる。それにより、国の印象が大きく書き換えられ、評判を大きく落とすことになりえる。この本では、このような現状を具体例を挙げつつ示している。 例えば、難民政策においてスウェーデンは世界最先端を行っているため、批判者からは「スウェーデンの社会情勢が悪化しているのは難民が増えたからだ」と言いたい批判的・保守的な人々(例えば国外ではトランプ米大統領や保守系メディア(ブライトバートやインフォワーズなど)、国内では(極右政党の)スウェーデン民主党の党首)がソーシャルメディアなどでスウェーデンの小さな問題点について細かな文脈を外して大袈裟に伝える。事実、スウェーデンは完璧国家ではないので、さまざまな問題は当然ながら存在している。それをゴシップ紙などがまた文脈を外し(場合によっては悪意ある文脈を加えて)報じていく。それによりスウェーデンに詳しくない他国の一般紙にまでそのようなニュースが報じられ、素朴な一般読者が簡単に騙されていく。 スウェーデンのような小国は、先進的なイメージにより国際的に高い立ち位置を確立してきた。ノーベル賞もそのイメージ戦略に貢献している。しかし(繰り返しになるが)あまり知られていない国であるため、それらのイメージは簡単に覆されるおそれがある。それを解決するため、スウェーデンは誤ったニュースを訂正しようとする。しかし「良い人や国が悪いことをしたとき」のニュース、すなわち「大きく感情が揺り動かされたニュース」の拡散力はそれ以外の状況よりも強い。つまり、優等生スウェーデンが引き起こした悪いことの拡散力はとても強く、なかなか訂正が届き得ない。しかも近年では国や新聞などの信頼度が以前に比べて落ちていることも、誤情報訂正が広まらないことに輪をかけている。ただ、各種の「ファクトチェック」組織が増えてきていることで、改善されている面もある。 この本では具体例としてスウェーデンが挙げられているが、国だけではなく様々なブランドのイメージを叩く者たちに対して如何に対抗していくのか、そのようなことを考えるきっかけの本だと感じた。なので、国際情勢を考えたい人だけではなく、広告戦略を考える人へのビジネス書として多くの人に読んでもらいたいと思った。 なお、この本を知った記事へのリンクを張っておく。当該記事の«他に類がない進歩性が何かと引き合いに出されるが故に、スウェーデンはときに厳しい悲惨にさらされる運命にあることは、以下の本でも書かれれていることです。»という部分が気になって読み始めた。 - トラベルでもなくイートでもなく「Go to スタディ」ですべての人が再復帰できる社会を目指すべし理由 https://tatsumarutimes.com/archives/24676

Posted by ブクログ

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