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鑓騒ぎ 新・酔いどれ小籐次 十五 文春文庫
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鑓騒ぎ 新・酔いどれ小籐次 十五 文春文庫

佐伯泰英(著者)

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鑓騒ぎ 新・酔いどれ小籐次 十五 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2019/08/06
JAN 9784167913250

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商品レビュー

3.2

8件のお客様レビュー

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2026/03/25

ここのところ、どうにも小説運が悪い。ページをめくっても心が動かない。いっそ紙の匂いだけ楽しむか、というレベルである。 そんなときに手に取るのが佐伯泰英。 では「抜群に面白いのか」と問われると、ここは正直に言っておきたい。――そうでもない。 いや、誤解を恐れずに言えば、 面白さ...

ここのところ、どうにも小説運が悪い。ページをめくっても心が動かない。いっそ紙の匂いだけ楽しむか、というレベルである。 そんなときに手に取るのが佐伯泰英。 では「抜群に面白いのか」と問われると、ここは正直に言っておきたい。――そうでもない。 いや、誤解を恐れずに言えば、 面白さの正体は“マンネリの安心感”である。 おなじみの展開、おなじみの強さ、おなじみの敵。 読者は「どうせこうなるんでしょ」と思いながら読み進め、案の定その通りになる。にもかかわらず、なぜか満足してしまう。まるで、いつもの定食屋で、いつもの味噌汁を飲んで「これこれ」と頷くようなものだ。 とはいえ、小説の醍醐味はやはり非日常にある。 現実ではまず起こり得ないことを、何のためらいもなくやってのける――これが楽しい。 その点、時代小説はずるい。 なにしろ、素浪人の家に将軍がふらっと現れても、「まあ、江戸だしね」で済んでしまう。現代で同じことをやったら、ただの不審者案件である。 さて本作のタイトルは「鑓騒ぎ」。 ここでふと立ち止まる。「やり」である。しかも「鑓」。 槍、鎗、鑓――同じようでいて、どこか違う。 槍はオーソドックスな武器。鎗はちょっと物々しい。そして鑓は……なんだかやけに“物語っぽい”。 金偏を外せば「遣」。つまり音から生まれた、いかにも日本的な当て字だ。 だからだろうか、この「鑓」という字には、単なる武器以上の、どこか象徴めいた匂いがある。 実際、物語の発端もなかなか痛快だ。 主人公・小藤次が、主君の汚名を晴らすために大名行列の毛槍をぶった斬る。いやいや、そんなことをしたら普通はその場で人生終了である。だがそこは小説、むしろここから話が転がり出す。 さらに、その騒動の裏には田沼意次の遺臣による陰謀が――などと言われれば、もう完全に「はいはい、来ました」と頷きながら読むしかない。 結局のところ、佐伯小説は“驚き”ではなく“予定調和”を楽しむものなのだろう。 先の読める展開を、あえて味わう贅沢。 退屈しのぎに手に取ったはずが、気づけば最後まで読んでいる。 そして読み終えて、こう思うのである。 ――まあ、これはこれで、悪くない。

Posted by ブクログ

2025/11/08

シリーズも円熟期を迎えてどんどんいい話が多くなってきた。 将軍がお忍びで一介の研ぎ師の家を訪問するなんてあり得ないけれど、普段の生活が不自由極まりないだけに、伸び伸び過ごしている様子が微笑ましいし同情する。

Posted by ブクログ

2021/03/09

お鑓先頂戴の脅迫文で藩主が登城を拒否して床に臥せってしまうなど、ちょっと設定に無理があった。今一つ!

Posted by ブクログ

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