願うなら、星と花火が降る夜に LINE文庫

いぬじゅん【著】

• 販売会社／発売会社: 日販アイ・ピー・エス
• 発売年月日: 2019/08/05
• JAN: 9784908588754

商品レビュー

2024/10/13

「梅雨の訪問者」
届いたLINEには。
物忘れが激しいという理由で、家族全員に許可を得ることなく勝手に居候を決めるのは流石に良くないだろう。

「泣かないことに決めた」
姉に重なる姿と。
色々と教えてくれるのは有り難いことではあるだろうが、ここまで同じようにされたら嫌にもなってくるだろ。

「星空から思い出が降る夜に」
思い出すことで。
早く忘れてしまって前を向くよりも、全てを受け入れて少しずつでも進んでいく方が大切なものになるのかも。

「私の本当の答え」
迎えにいくため。
始めに拒絶の意思を伝えていたにも関わらず、勝手に盛り上がるのはいいが巻き込まれたら怒りも爆発するな。

「空にあの日の花が咲く」
最期の時の約束。
どれだけ向き合うことを拒絶して避けていたのか分かるぐらい、ちゃんと見れば簡単な答えだったのだろうな。