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葛原妙子 見るために閉ざす目 コレクション日本歌人選70
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葛原妙子 見るために閉ざす目 コレクション日本歌人選70

川野里子(著者)

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葛原妙子 見るために閉ざす目 コレクション日本歌人選70

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 笠間書院
発売年月日 2019/07/31
JAN 9784305709103

葛原妙子

¥550

商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

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2021/11/01

今度、鑑賞会のイベントに参加予定なので予習 30代から作歌を始め、戦前戦後の激動の時期、家族としての苦悩、女性特有の妻母としての想いなどを表現 難解派、独特な詠風から幻視の女王などと呼ばれたらしい 短歌五十首に対し川野理子氏による鑑賞がまた世界を広げてくれる 時代背景や関連する題...

今度、鑑賞会のイベントに参加予定なので予習 30代から作歌を始め、戦前戦後の激動の時期、家族としての苦悩、女性特有の妻母としての想いなどを表現 難解派、独特な詠風から幻視の女王などと呼ばれたらしい 短歌五十首に対し川野理子氏による鑑賞がまた世界を広げてくれる 時代背景や関連する題材を見開きで紹介  印象に残った歌と解釈まとめ いつしんに樹を下りゐる蟻のむれさびしき、縦列は横列より  運命のように永遠に黙々と連なっている様  生きとし生ける物の秩序への異議申し立て 卓上にたまごを積みてをへしかば眞珠買のやうにしづかにわれはゐる  卵と真珠の静かな佇まい  値踏み、交渉、売買の騒々しさの渦中で静謐を保つ 口中に一粒の葡萄を潰したりすなわちわが目ふと暗きかも  葡萄の陰から暗転し眼球を連想 告別は別れを告げわたすこと 死の匂ひより身を守ること  自宅は病院とつながり日常として死はすぐそばにあり続けた  告別という言葉が含み持つ意味について  早々に向こう側へ行くべしと命ずる欺瞞  生の領分を守る危うさ

Posted by ブクログ

2019/08/17
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※このレビューにはネタバレを含みます

 歌誌「かりん」選者の川野里子(6冊の歌集あり)が、戦後・前衛派の歌人・葛原妙子の短歌50首を選んで評釈すると共に、略伝、略年譜、解説、読書案内(全歌集、参考書、等)を付す。  1通り読んでみて、称賛のあまり、作者の意図・心情を越えたと思われる評釈がある。塚本邦雄の美化よりは、良いと思うけれども。  生活短歌を読む僕は、出来るかぎり、葛原妙子の短歌を生活に還元したい。  これから砂子屋書房「葛原妙子全歌集」4,900首に突撃する予定だけれども、僕は切り抜けられるだろうか。

Posted by ブクログ

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