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北朝鮮と観光
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 毎日新聞出版 |
発売年月日 | 2019/07/27 |
JAN | 9784620325934 |
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北朝鮮と観光
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
【北朝鮮の観光政策は、同国政治外交の直接的影響を受けざるを得なかった。大きく捉えれば、政治外交政策の一環であったということもできよう】(文中より引用) 北朝鮮が宣伝と外貨獲得のために力を入れてきた観光。閉鎖的な北朝鮮の観光政策の変遷を追いながら、どのように旅行客を誘致し、そして...
【北朝鮮の観光政策は、同国政治外交の直接的影響を受けざるを得なかった。大きく捉えれば、政治外交政策の一環であったということもできよう】(文中より引用) 北朝鮮が宣伝と外貨獲得のために力を入れてきた観光。閉鎖的な北朝鮮の観光政策の変遷を追いながら、どのように旅行客を誘致し、そして訪れた者たちがどのような記録を残していったかを丹念に記した一冊です。著者は、慶應大学准教授の礒﨑敦仁。 一風変わった角度から北朝鮮に切り込んでいった良書。観光面から理解できることの限界を適切に見極めつつ、政治情勢等に観光政策が翻弄されている様子がよくわかりました。 北朝鮮にも「旅の黄金コース」のようなものがあるようです☆5つ
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【276冊目】北朝鮮研究で有名な磯崎先生が、観光にも造詣が深いとは思わなかった。北朝鮮観光については、紀行文も含めて意外と多くの日本語出版物があり、また、中国人研究者による研究もあるとのこと。本書は、日本語で書かれたそれらのメタ研究という趣。 具体の個人名、資料名、会社名、北...
【276冊目】北朝鮮研究で有名な磯崎先生が、観光にも造詣が深いとは思わなかった。北朝鮮観光については、紀行文も含めて意外と多くの日本語出版物があり、また、中国人研究者による研究もあるとのこと。本書は、日本語で書かれたそれらのメタ研究という趣。 具体の個人名、資料名、会社名、北朝鮮政府の組織名等が書かれているため、研究用資料としても使えそう。あとがきにも書いてあったが、本書は科研費の成果でもあるらしい。 本文中何度も繰り返されている点は、次のとおりか。 ①観光を北朝鮮が奨励する目的は体制宣伝と外貨獲得の2つであるが、比重は前者に置かれている ②日本人の紀行文がどれも似たり寄ったりになってしまうのは、外国人に開放されている土地・スポットが限定されていること、旅程中必ず2名以上の案内員が客に付いて自由行動をしないように監視しているから ③北朝鮮観光は時々の国際情勢や政治情勢に左右されてしまうボラティリティの高いものとなっており、それゆえ、旅行会社にとってはある程度のリスクを覚悟しなければならない商品となっている ④1970年代までは北朝鮮は地上の楽園と呼ばれた国であり、日本人の紀行文も概して彼の国に好意的な内容であった。
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北朝鮮への見方は、国によって異なる。それは外交における優先順位は各国において異なり、日本は強硬姿勢、韓国は融和姿勢、アメリカはICBMが本国に届きうる可能性を考慮しての「注意」程度に留まっている。これは地理的要因と政治的優先度が各国において異なるからであり、どの国がどの国に対して...
北朝鮮への見方は、国によって異なる。それは外交における優先順位は各国において異なり、日本は強硬姿勢、韓国は融和姿勢、アメリカはICBMが本国に届きうる可能性を考慮しての「注意」程度に留まっている。これは地理的要因と政治的優先度が各国において異なるからであり、どの国がどの国に対してもスタンスの大小がある。 経済制裁を実施しているが、それでも孤立はしていない。160か国もの国が国交を開き、中国は北朝鮮に多くの品物を輸出している。圧力には限界がある。 金正恩がトップになってからは、軍事一辺倒ではなく、経済発展にも重きを置くようになった。→自力更生、自給自足スタイル 北朝鮮観光の第一の目的は、体制宣伝。第二が外貨獲得。制裁対象に入ってない観光分野を重視し外貨獲得を目指した。 北朝鮮の観光は、案内員を伴わない行動、個人行動が許容されていない。 最高指導者が現地視察することを「現地指導」、それを補佐する幹部が視察することを「現地了解」というが、ここでどこに行ったかが、政権が何に関心を示しているかのパロメーターになる。金正恩は、観光地整備において「世界水準」を強く打ちだしている。 最近では、国内の富裕層向けへの1日観光も打ち出している。 北朝鮮の「強盛大国」論→政治思想強国、軍事強国、経済強国の3つ。前二つは達成されているため、経済強国を目指そうとした。 主要な観光地は金剛山、開城の2つ。中国人、韓国人、その他外国人によって観光に必須とするものの取り扱いが異なっている。 観光により、軍事地域の平和利用、南北朝鮮の理解の幅を広げた、という影響があったらしい。
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