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もえぎ草子
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | くもん出版 |
発売年月日 | 2019/07/26 |
JAN | 9784774329284 |
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もえぎ草子
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商品レビュー
3.9
8件のお客様レビュー
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宮中で下働きをすることになった少女・萌黄 こどもの頃にいなくなった父の漉いたものだという紙を大切にしていたが… 庭師の息子、女官を目指す瑞木たち、宮を支える“下々”のものたち 不遇時代の中宮や清少納言たちの姿を背景に、少年少女たちはたくましく生きていく ○現在の大河ドラマの進行で清少納言に肩入れしてますが、下々からみた雲の上の人びとという視点になるほどなあと ○重ねとは襟元から見える色かと思っていた 紙を重ねる ○見かえしが美しい
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中宮定子の住む職御曹司で下働きをする少女・萌黄の物語。 アホ兄弟がしでかした長徳の変の後、内裏を追いやられ苦しい立場となった中宮定子。現在放映中の大河ドラマ『光る君へ』とちょうど同じ頃の話(先週あの兄弟、というか弟隆家が得意げに矢を放ったばかり)で、映像がありありと目に浮かんだ。 この時代の物語は、今まで清少納言や貴族など位の高い人目線で読んでいたけれど、下働きをする庶民目線の物語はあまり読んでこなかったのでとても新鮮。 枕草子の一節も出てきたのも嬉しい。 『光る君へ』で、まひろの近辺で庶民の暮らしを垣間見ていたので想像しやすかった。 この時代、特に都では貧富の差が大きく、身分の違いで生き方も全く異なる。なので清少納言の萌黄に対する言動の冷淡さは納得せざるを得ないけれど、読んでいてあまりいい気持ちにはなれない。 それでも身分をわきまえ、出来ることを精一杯に素直にやり遂げる萌黄に好感が持てた。 「くだくだ考えても腹がへるだけさ。やることぜんぶが、うまくいくやつなんていない。できなかったことは、ただできなかっただけ」 この時代を精一杯生きる。理不尽な目にあっても、できることを探して手探りでやってみる萌黄たち庶民の方が、絶えず腹を探り合い自分や身内以外の誰かを蹴落としながらでしか生きられない貴族たちよりも生きる喜びを味わえたのでは、と思えてならない。 『光る君へ』での中宮定子や清少納言の周りで次々に起こる悲劇に覚悟して望もうと決意した。
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最初は焦れったく内気過ぎてもっと自分の意見を言わないとと思いながら読む。濡れ衣を着せられたときも仲良くなった下働きの子の顔を窺い他人に言ってもらおうという、昔の自分を見ているようではがゆいのと、イライラのない混ぜ。追い出されてから行くあてもないのに善人ヅラ。それで誰かの目に留まり主人公は貴族に仕える話なら時間を無駄にしたと思うけど話は全然違い、自分の性格や甘い考えを徐々に捨て、老女の浮浪者と路上生活を学びながらたくましく生きようと努力する。私はというとまだまだ甘い考えで自己中な毎日を送っている。厳しいと逃げ、踏み出す事もできない。 主人公は今の状況で生きて行こうと決意しても生活が変わるとこの仕事で生きようと思い、甘い考えだと自分を責めてフラフラしているのを戒めている。環境が変われば生き方も変わる、そんなんでも自分のしたい事をすれば良いと浮浪者に教わった言葉を胸に下働きをしていた頃から紙に興味があった紙漉きを始める。 どんどん逞しくなっていく姿、ずっと悩んで、葛藤しながら生きていく強さにもっと若い時に出会っていれば私も変われたかな??? ただの物語と思っただけかも。
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