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贄姫と獣の王(11) 花とゆめC

友藤結(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白泉社
発売年月日 2019/08/20
JAN 9784592223016

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贄姫と獣の王(11)

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2019/08/25

少女漫画でありながら、巻の大半を男と男の勝負で占めている点はちょっと尊敬する…かも そんな内容だからサリフィに出来る事は本当に少しだけ。いつものようにその胆力によって示せるものにも限界がある。 いや、第60話で嘘の誓約をしてフェンリルの油断を誘うサリフィには本当に驚かされたけど...

少女漫画でありながら、巻の大半を男と男の勝負で占めている点はちょっと尊敬する…かも そんな内容だからサリフィに出来る事は本当に少しだけ。いつものようにその胆力によって示せるものにも限界がある。 いや、第60話で嘘の誓約をしてフェンリルの油断を誘うサリフィには本当に驚かされたけど。王妃として成すべき事をする為ならサリフィってどのような方法をも使えるのだなと再認識 その後に始まるのは誰も立ち入れないレオンハートとフェンリルの矜持を懸けた闘い その中では大量の血が流れるし、レオンハートが敗れそうな瞬間も有る。けれど、それをサリフィが止めようとしなかったのは印象的 レオンハートが国を守る為にどのような想いで居るか、そしてレオンハートと闘う為にフェンリルがどのような想いでここまで来たかを知っているサリフィは争いを止めはしない 後方から「おーさま!!」と叫び彼の支えになろうとする。サリフィの存在こそ、レオンハートが何を誇りに立っているかを思い出させる存在だから なら、フェンリルにそのような支えが無いかといえばそうではなく、ニルがその役割を担うわけだ。ニルの欠けた片目、そして「フェンリル」という呼び方がフェンリルが何を取り戻さなければならないかを思い出させるキーとなる だとしたら、二人の勝負を分けた差は本当に小さな差なのだろうな 勝負が終わった後のニルの行動には驚かされたが、フェンリルの真意が明かされた後の描写にはちょっと泣かされてしまったよ… 外れ者の二人が分かち合った命。そして離れず共に散ると選んだニル。 誰にも王だと認めてもらえず終わったフェンリル。ただ、彼の傍にずっと居たニルからすれば誇り高き王であり。 二人は何も手に入れられなかったかもしれないが、何も手にしていなかったわけではないのだろうなと、そう思える終わり方だった 動乱が終わった後の王都は久しぶりに穏やかな様子だね。 ラントベルトは動乱の中で己の不甲斐なさを感じ、サリフィを守れる強さを求めるようになった。それはヨルムンガンドやアヌビスから認めれる強さの方向性。 ラントベルトも態度を改めたようでこれからの彼の成長が気になる描写だったね また、人間の姿でイチャイチャするサリフィとレオンハートの様子はちょっと悶えるくらい甘々でしたよ?いいぞ、もっとやれ ただ、もうちょっと二人のイチャイチャを見ていたい気がするけど、裏で暗躍する人物がいる事を考えるとレオンハートが人間形態になっているのは危ういような……

Posted by ブクログ

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