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キキ・ホリック
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2019/07/31 |
JAN | 9784040732015 |
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商品レビュー
3.8
8件のお客様レビュー
すごく神秘的な物語のように感じられました。 最期はそうなるのかと思いました。この物語独特の終わり方ですね(⌒‐⌒) 波瑠花の環境がかわいそすぎましたが、本人が最期幸せだと感じられたのならよかったんだと思います(⌒‐⌒)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
少女と植物って最強の組み合わせだな… 痛くて切なくて、けれども甘やかで、抗えない。同性に対する特別な感情。 なくすのが怖いから、大切なものは手にとらない。手にとる資格が自分にあるのかもわからない。 そんなことを考えていたと思い出した。 こんな風に愛することは、寂しいけれどもしあわせなのかもしれない。
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「若宮波留花は蘇芳キキとの出会いを語る」 彼女の発した一言により。 教師として彼は自分の保身しか考えていない事は少なからず分かったが、もしも彼女が虐めを苦に亡くなったら知らぬ存ぜぬでは通らないよな。 自分の地位を利用し助けるのは良いかもしれないが、自らも加害者ならば同じなのでは。...
「若宮波留花は蘇芳キキとの出会いを語る」 彼女の発した一言により。 教師として彼は自分の保身しか考えていない事は少なからず分かったが、もしも彼女が虐めを苦に亡くなったら知らぬ存ぜぬでは通らないよな。 自分の地位を利用し助けるのは良いかもしれないが、自らも加害者ならば同じなのでは。 「蘇芳カラは蔓の絡まった家の前に立っている」 姉は人殺しであり危険で。 どちらの言葉が本当なのか真実を知りたくとも当人以外への聞き込みは失敗ばかりで、挙句の果てには姉妹どちらにも関わるべきでないとはどういう事なのだろう。 誰も思い出したくないのは分かるが、忠告するぐらいなら何も知らない彼女に教えるべきでは。 「若宮波留花は乳房の成長と日に二度の接吻に懊悩する」 脅しに屈しず逃げた先に。 校則違反だとしても彼の言っている事は本当なのか証拠を見た訳でないのであれば、あの場では彼の行いの方が世間的バッシングの対象であるのだから逃げるが正解だろう。 もしも本当に自らの娘が傷物にされていても、あのような行動を取るのであれば親として失格では。 「クラスメイトが二人死に、蘇芳キキは失踪する」 戻った時足元に居たのは。 両親がいつも通りいたら彼女は学園に戻る事は無かっただろうが、実際な目の前で殺人を見た訳でないのだから彼女が犯人と思うには早い気もするな。 彼女の家の様子を見ていると最早家庭崩壊寸前というよりも、完全に壊れきっている様に見えるな。 「若宮波留花は蘇芳キキの行方を追う」 行方不明の彼女を探す為に。 流石にあの医者が嘘を言っているように思えないとなると彼女の発言の殆どが嘘になると考えると、これから先会話の中から真実を見つけるには苦労しそうだな。 口を滑らせ一部始終を話してしまったが、これが後にどう響くのか少し不安だな。 「薔薇色の部屋で蘇芳カラと絡まり合う」 廃墟の様な自宅の真実とは。 彼女はいつから亡き者であったのか分からないが、狂っていたのは誰でもない彼女自身でありキキとカラの存在すらも怪しくなってきたな。 彼は学内で教師という立場を利用し、自らの楽園を築いていたのかもしれないな。 「薔薇紳士団長は長い口上を述べる」 これまでの事件は全て彼の。 虐待される事を諦めてしまい受け入れてしまえば、相手は付け上がる一方で自らが助かる可能性を減らしていっている事になってしまうんだよな。 現実に存在する者と既にこの世に居ない者、彼女はいつから夢現な日々を送っていたのだろう。
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