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自分と社会からキャリアを考える 現代青年のキャリア形成と支援
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 晃洋書房 |
発売年月日 | 2019/07/10 |
JAN | 9784771032262 |
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自分と社会からキャリアを考える
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就活をする上で自分にとって働くとはどういうことかという疑問を解決するヒントを求めて読んだ。定量的なデータを示しながら話を展開されていたため、納得感があり、自分を遠くから眺めているような感覚がして面白かった。 本書を通して一番のテーマになっているのは「自己効力」、つまり自分に対す...
就活をする上で自分にとって働くとはどういうことかという疑問を解決するヒントを求めて読んだ。定量的なデータを示しながら話を展開されていたため、納得感があり、自分を遠くから眺めているような感覚がして面白かった。 本書を通して一番のテーマになっているのは「自己効力」、つまり自分に対する自信が納得のいく判断にとって大切なものであるということだ。確かに社会に出るという環境の変化に対して自分に自信を無くし、無力感などから最適な判断が下せなくなると実感としても同様に感じる。また、自己理解を行うための自己分析は、あくまで企業のニーズと自分を関連付けた戦略的な自己理解であるという見解が自分にとっては新しく、やみくもに自分のすべてを知ろうとして深みにハマる感じから抜け出すヒントになると感じた。 一番自分にとって面白かったことは、キャリアを考える人間たちの意識である。本書では大きく3つ、適職信仰と受け身姿勢とやりたいこと志向の3つが良くも悪くも意識されていると述べている。適職信仰とは、自分にぴったりの仕事がどこかに必ずあると信じることを指している。これに対して現実を見れていないといった否定的な意見もあるかと思うが、自分の働く場所を積極的に探す行動に移す割合が高いという良い面もあるということが自分の中で驚きだった。また、近頃「好きなことで生きていく」に代表されるようにやりたいこと志向で仕事を選ぶ人が多いとあった。これに対して、「やりたいこと志向がダメなのではなく、なぜそのやりたいことをしたいのかの理由が大切」だと指摘されていて、自分がイメージしていた「やりたくないこと志向」とは根本的に違うなと思った。 面接やESでは「やりたいことは何か」をしきりに聞くのに、働いていないと「やりたいこと志向だ」と批判される矛盾が指摘されていた。確かにそうだと思った。これは自分の想像だが、働くことをネガティブにとらえている人は働いていることでの自分の達成感が足りていないのだと思う。達成感をもって働いていれば自分の置かれた環境の中で「やりたいこと」を見つけられるのかも、と働いてもないのに想像したりした。 なにはともあれ、机上の空論で終わらないように実際に自分も「就活」という異様な空間に身を投じる覚悟を持たなければいけない。形の見えない不安で囲まれている感じがするが、なんとか一歩ずつ行動しようと思った。
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