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ふたりの村上 村上春樹・村上龍論集成
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 論創社 |
発売年月日 | 2019/07/06 |
JAN | 9784846018283 |
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ふたりの村上
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
最初に自分としての端的な結論をいうと、収録作品のうち「蛍」「ノルウェイの森」「ダンス・ダンス・ダンス」の批評は、批評それ自体を読む快楽を存分に味合わせてくれるという意味で本書の白眉である。 とくに、「蛍」では、若い二人の恋愛の成立の「しなさ加減」についての分析があまりにみずみず...
最初に自分としての端的な結論をいうと、収録作品のうち「蛍」「ノルウェイの森」「ダンス・ダンス・ダンス」の批評は、批評それ自体を読む快楽を存分に味合わせてくれるという意味で本書の白眉である。 とくに、「蛍」では、若い二人の恋愛の成立の「しなさ加減」についての分析があまりにみずみずしく、吉本隆明が執筆時点で相当なおっさんであることを忘れてしまうほどである(まあ私もだが)。続く「ノルウェイ」では、この成り立たない恋愛を性愛の観点から再度念入りに考察していてセックスについての表現はいささかストレートだが説得力は強い。 さて、その上で本書全般についての感想だが、個人的には「ふたりの村上」として春樹と龍とを並べて編集してあることにあまり意味を感じられなかった。 私にとってたまたま二人とも好きな作家であるから読むが、この二人についてなにか対比的に考察した文章があるわけでもない。吉本氏が「ふたりの村上」論を未完のまま世を去ったことが惜しまれる。 ざっくり言って、隆明氏は春樹に好意的で龍に手厳しい。手厳しい、と言っても龍に対する隆明批評には「文学的に深みはないのに文章のスピードや圧が凄くてつい読んじゃうんだよね」的な愛が感じられ、結局それが文学の力じゃん、という感じで微笑ましい。 春樹に対しては、文章の詩的美しさと言葉のニュアンスの広がりが両立している、と高く評価。それだけに、オウムを巡るインタビュー集である「アンダーグラウンド」への落胆は大きかったようで、春樹ともあろうものが通俗的社会正義に堕した、という趣旨のことを書いて厳しく批判している。 私自身はあの作品で村上春樹が見せた不器用なまでの「寄り添い方」には強く共感を覚えたのであったが。 ともあれ、二人の作品、そしてあえて生硬な文体の評論とかが好きな人にとっては必読といえよう。
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この本は吉本氏の2人の村上につちて論評したものを、死後にまとめあげられたものである。春樹氏の「アンダーグラウンド」までが対象になる。 自分は龍氏の作品はほとんど読んでいないので、もっぱら春樹氏に関するところを読んだ。正直にいうと吉本氏の論評を読むのも久しぶりで、その独特の用語を駆...
この本は吉本氏の2人の村上につちて論評したものを、死後にまとめあげられたものである。春樹氏の「アンダーグラウンド」までが対象になる。 自分は龍氏の作品はほとんど読んでいないので、もっぱら春樹氏に関するところを読んだ。正直にいうと吉本氏の論評を読むのも久しぶりで、その独特の用語を駆使する論評には自分の理解をこえるところも多いのであるけども、それでも読んでいて共感できるところはあった。 春樹氏に関して、自分は熱心な読者とはとてもいえなし吉本氏にかんしてもわからないほうがおおい人間であるが、読んでいて損はないとはいえると思う。
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吉本隆明氏が書きためてきた両村上論 先に編集後記と解説から読まれた方がすっと入ってきます 惜しむらくは1Q84についても読んでみたかったです
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