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プラスマイナスゼロ ポプラ文庫
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プラスマイナスゼロ ポプラ文庫

若竹七海(著者)

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プラスマイナスゼロ ポプラ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ポプラ社
発売年月日 2019/07/04
JAN 9784591163597

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商品レビュー

3.5

14件のお客様レビュー

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2023/08/26
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※このレビューにはネタバレを含みます

いつもだけど、やっぱりずっともやっとするし、すかっとする。 何回読んでもテンコが好きじゃないし、あの考え方のひん曲がり方が苦手。 人巻き込んでおいて神の試練て… 極端だけどキャラが濃いふたりより、平凡だと思ってるミサキの推理力とか達観の仕方とかの方がよっぽど個性的だと思う。 平凡って自覚が引いてみることに慣れたのかもだけど。 話の内容よりも「お礼が言えないやつはクズ」「謝れないやつは(見た目が可愛くても)ブス」とか極端な言葉にすかっとした。 ひとりで出来てると思ってる人間は信用ならないし、高校生でそうなってるのすごいな。 面白くて、また読んじゃうんだろうな。

Posted by ブクログ

2023/01/22

葉埼市内にある三つの高校のうちの一つである葉埼山高校に通う三人娘。 不運なお嬢様テンコ、ヤンキー娘のユーリ、歩く平均値ことミサキ。 この個性にあふれた三人が、毎回奇天烈な事件に巻き込まれる痛快コメディ(?)のような青春ミステリ。 不運すぎるくらい不運続きのテンコと、毒舌極まり...

葉埼市内にある三つの高校のうちの一つである葉埼山高校に通う三人娘。 不運なお嬢様テンコ、ヤンキー娘のユーリ、歩く平均値ことミサキ。 この個性にあふれた三人が、毎回奇天烈な事件に巻き込まれる痛快コメディ(?)のような青春ミステリ。 不運すぎるくらい不運続きのテンコと、毒舌極まりないユーリの掛け合いが面白おかしく、ハチャメチャだけど、二人の良さにしっかりと気づいているミサキは、ほんとうにいい友達を持ったよね。 出会いから卒業まで、春夏秋冬と思い起こせばあっという間の三年間。 三人で行った卒業旅行には、最後にじんとくるものがあって良かった。 この奇妙で熱い三人の友情が一生続きそうで、ちょっと怖い気もするけど…。

Posted by ブクログ

2022/09/20

始まりは、どう考えてもユーモア青春小説。葉崎市の女高生凸凹トリオならぬプラス・マイナス・ゼロ3人組が、不運にも下校時に死体を発見してしまう。ところがしばらくして、発見者のテンコがその死体の「幽霊」につきまとわれてしまう。 テンコは金持ちお嬢様にして容姿端麗成績優秀性格良好なのに...

始まりは、どう考えてもユーモア青春小説。葉崎市の女高生凸凹トリオならぬプラス・マイナス・ゼロ3人組が、不運にも下校時に死体を発見してしまう。ところがしばらくして、発見者のテンコがその死体の「幽霊」につきまとわれてしまう。 テンコは金持ちお嬢様にして容姿端麗成績優秀性格良好なのに、不運にも「不運」を引き寄せる体質がある。しかも、べらぼうに。もう1人のユーリは超貧乏暴力優先の不良体質。ミサキは家庭容姿成績体力全てにおいて平均点の謂わば「ゼロ」の位置。その3人が何故か山の上のこじんまりとした「特別な」高校で仲良くなって、テンコの持ってくる様々な不運ミステリーを解決してゆくという、連作短編集である。なんとなく怪異色の少なくミステリ色の濃い諸星大二郎「紙魚子さんシリーズ」と言った感じ。 ポプラ文庫なので、葉崎市シリーズの第5弾目の作品とは気がつかずに買ってしまった。ユーモア青春小説とは言いながら、おそらく殺人事件は二回起きているし、火事は起きるは、怪我がなかったから良いものを二階から何人も落っこちるは崖から落ちるは、テンコに至ってはいったい何百回「糞まみれ」になった事だろう。読んだことのない人がこのレビューを読んだならば「意味わからん‥‥」と思うでしょうが、まぁそういう小説です。 シリーズとしては、何処にでも出てくる角田港大作家先生も登場している。このテンコミサキユーリ3人ならば、またシリーズの何処かで出てきてもらいたいな。 若竹七海を年間10冊を読もう目標の5冊目。うーむ、今年も達成は難しそう。

Posted by ブクログ

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