決定版 日本書紀入門 2000年以上続いてきた国家の秘密に迫る

竹田恒泰(著者), 久野潤(著者)

• 販売会社／発売会社: ビジネス社
• 発売年月日: 2019/07/01
• JAN: 9784828420967

商品レビュー

2025/02/28

入門というだけあって、初めて日本書紀に触れる人にとって非常に分かりやすい本でした。専門家お二人のトーク形式なのが読みやすく感じるポイントでしょう。確か本文でも触れられていましたが、古事記と比べると、日本書紀の方がとっかかりづらい印象があります。でも、こんな風に解説してもらうことで一段と興味がわき、次のステップへのはずみとなりそうです。

2025/01/31

この間、遅ればせながらの初詣で伊勢神宮に行った。
時間がありゆっくりできたので、神宮に祀られている天照大御神のことや、天孫降臨、天壌無窮の神勅（てんじょうむきゅうのしんちょく）…云々カンヌンとお勉強させてもらって、その流れで、読んだこともない「日本書紀」のことが無性に知りたくなって…それで借りてきた本。
日本書紀にどんなことが書かれているのかが知りたいのですが、そう言うのではなくて、日本人にとって「日本書紀」が如何にありがたく、尊いものであるかの解説。いろいろ学べる内容ではあり良かったのですが、日本書紀の内容そのものについてはまた別の本を探そうと思う。しかし、原本は30巻もあるなんて知らなんだ。
現代語訳でお勧めな本ないですかねー

2024/05/06

日本書紀編纂1300年となるので、国史が記録された日本書紀を正しく理解し、自国をよく知り、外国人にも自慢しましょう、という内容。

神話の世界での建国から同じ一族が世襲してきて、それが文化、思想として根付いてきた稀な国である。太平洋戦争後、GHQの占領下に置かれたときに皇室（というか神道）の弱体化を目的に様々な制限を強いられたことにより文化や思想が曲げられた。教育もずっとそれにならっている。大日本帝国憲法がよくなかった点もある。でも「皇国史観」を嫌い、必要以上に自国の歴史に自虐的なマスコミの偏った報道の影響が強いと思う。そのせいで国民全体が誤解している部分が多いのだということが、この本を読んでわかる。

日本書紀を自分で読めるようになろうとか全く思わないけれど、日本人であることに誇りを持って生きたいと思う。