![「核の忘却」の終わり 核兵器復権の時代](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001926/0019268420LL.jpg)
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「核の忘却」の終わり 核兵器復権の時代
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 勁草書房 |
発売年月日 | 2019/06/29 |
JAN | 9784326302802 |
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「核の忘却」の終わり
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安全保障環境の変化や技術革新などにより、冷戦後の「核の忘却」時代は終わりを告げ、「核の復権」の時代となりつつあるとの認識の下、今日の核抑止論、核戦略を解説する。 今日の核抑止論に関わる問題(核拡散、セカンドティアの核増強、拡大抑止など)が日本周辺で重要性を増しつつある中、我が国は...
安全保障環境の変化や技術革新などにより、冷戦後の「核の忘却」時代は終わりを告げ、「核の復権」の時代となりつつあるとの認識の下、今日の核抑止論、核戦略を解説する。 今日の核抑止論に関わる問題(核拡散、セカンドティアの核増強、拡大抑止など)が日本周辺で重要性を増しつつある中、我が国は、核の忘却の時代にあって議論が停滞していたと言われる欧州の言説を引いてくるだけでなく、主体的に考えていかなければならないんだなぁ。
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世界的な安全保障環境の悪化から、忘れ去られていた核の復権が起きている。日本の周りにはセカンドティア(中堅核保有国)や新たな核兵器保有国、そして拡大抑止の問題といった核兵器をめぐる安全保障上の重要な問題が全て存在しており、日本人自ら核戦略について考えなければならない。本書では、米、...
世界的な安全保障環境の悪化から、忘れ去られていた核の復権が起きている。日本の周りにはセカンドティア(中堅核保有国)や新たな核兵器保有国、そして拡大抑止の問題といった核兵器をめぐる安全保障上の重要な問題が全て存在しており、日本人自ら核戦略について考えなければならない。本書では、米、ロ、中、NATO、印パ、核管理とサイバーセキュリティ、秩序の兵器としての核と分裂する世界、そして日本という章立ての小論集。 ロシアのディエスカレーション戦略、安定・不安定の逆説。地域レベルの戦略的安定性と米ロや米中の戦略的安定性が重層的に成立。 ロシアは冷戦後の脅威認識から積極核使用ドクトリンに傾斜している。米ソのグローバルな核抑止が、もっと地域的な文脈で理解される必要がある。 中国は今でも先行不使用を明言しているものの、1970年代の最小限抑止から近年の確証報復へと核戦略を発展させてきた。 NATOは冷戦後から核抑止政策に大きな変化はないが、議論が続いている。 印パの核兵器は実存的抑止とも言えるようなものだったが、2000年代から急速に運用化が進んだ。パキスタンは通常戦力の劣勢を不確実性に立脚した核抑止のアプローチで補おうとした。それに対してのインドのコールドスタート。 核管理とサイバーセキュリティ。 抑止が教義化され一般的な理論へと昇華することにより本来上位の国家戦略が本来従属的なはずの核抑止戦略を通じて演繹的に導出されることになる。核への依存が米国の戦略に膠着性をもたらした。軍備管理の取り決めは戦略的関係が安定的な状態にあるのいう相互理解を制度化する効果がある。 日本は核軍縮と拡散防止に取り組んでいくが、米国の核抑止力に依存するという方針が、2010年の防衛大綱から核抑止力が拡大抑止に変わり、日本自身の努力の方向性も示すようになった。中朝にたきしては核兵器は実際に使用することを考えなければ抑止力として有効ではないという発想を取り入れ、損害限定に基づく抑止態勢を日米同盟で構築していかなければならない。
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