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パレスチナのちいさないとなみ 働いている、生きている
定価 ¥1,980
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | かもがわ出版 |
発売年月日 | 2019/06/25 |
JAN | 9784780310269 |
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パレスチナのちいさないとなみ
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
パレスチナオリーブ、とても美味しいです。 彼女たちが、ひとつひとつの作業を丁寧にしたおかげで、まろやかな味になったのかなと。
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パレスチナというと戦争のイメージがついてまわるが、そこで人々はこんな仕事をして暮らしているんだよ、ということを伝えてくれる本。 意外にも?笑顔の写真が多い。イスラエルが支配する地域で様々な制約はあるが、それでも働けることに誇りと喜びを感じておられる人達。著者の高橋美香さんは継続的...
パレスチナというと戦争のイメージがついてまわるが、そこで人々はこんな仕事をして暮らしているんだよ、ということを伝えてくれる本。 意外にも?笑顔の写真が多い。イスラエルが支配する地域で様々な制約はあるが、それでも働けることに誇りと喜びを感じておられる人達。著者の高橋美香さんは継続的にパレスチナを訪問されていて、同じ人に何度も会っておられるそうだが、この本で笑顔を見せていた人が数年後には仕事をなくし笑顔をなくし…ということもあるようだ。パレスチナに違法に作られる入植地。その建設を請け負うことで生活を成り立たせなくてはならないパレスチナ人もいる。そうかと思えば、子どもが大人になり、親の仕事を継いで…ということもある。様々な職業の人が取り上げられていて、私もパレスチナで会った何人かの人達を思いだした。東エルサレムで泊まったホステルのオーナー、ヘブロンの幼稚園の園長先生、ナブルスで出会ったアーティスト…そんな人達も加えてほしい、と思ったりした。でもきっと高橋さんは、もっともっと紹介したい人達がおられたに違いない。 共著者の皆川万葉さんは、パレスチナで作られた製品を輸入して日本で販売するフェアトレード会社の代表だ。彼女が仕事で知り合った人達との話も興味深かった。石鹸やオリーブオイルや刺繍製品が、私達がパレスチナの人へ思いを馳せるきっかけになる。 宮城に住んでおられた皆川さんは東日本大震災で被災され、虚無状態にあった時に、パレスチナの生産者の方達から「もっと人生を楽しめ」と言われたそうだ。「笑えない現実をブラックユーモアで笑い飛ばしてきた人たちに、私がはげまされてきました」「おいしいものを食べて、友人たちと笑いあってつながって、世界を変えていくエネルギーをためたいものです」(p.65)と書いておられる。 ニュースで聞く「かたまりのパレスチナ人」ではなく、そこに住む「顔のある個人」を感じることのできる一冊。
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