いるいないみらい

窪美澄(著者)

• 販売会社／発売会社: KADOKAWA
• 発売年月日: 2019/06/28
• JAN: 9784041054925

商品レビュー

2024/09/24

特に何も考えずに手に取ったら、子どもがいる／いない／未来というタイトルだった。
まさに今切羽詰まって考えている最中の内容だったので驚いたし、改めて様々な角度から未知の子どもがいる未来について考えることができて、今出会えて良かったと思えた本だった。
子どもを持つことに前向きではない男女も登場するが、皆どこかで子どもの可愛さに触れている。

2024/09/19

子どもがいる、いない　というのは選べるのか選べないのか。
欲しい、欲しくないとか言うことを聞いても
いや、授かりものだから
と思っていた学生時代もあり。
今や、お金を出せばある程度、いる未来、を選べる時代。
それだけ選択肢が広がり、悩みも増えた。大きな大きな悩み。特に女性の方が。同性同士でもまさにセンシティブな年齢で話せない。
そして何故か、いる未来を選んでいる者の方が、上位的な概念もまだやっぱりある。

そう思ってモヤモヤ生きてきた。
この本には、色んな人がいて、色んな考え方や生き方が素敵で。自然と涙が出て。

たまたま私はこれから二人目を出産するけど、そんな未来にも胸を張りたい。

2024/08/06

ジャケ買い感覚で手に取った書籍。
今回はカップルにおける子供のいるいらないの考え方の多様性について。
思い起こせば自分も交際の延長線で結婚したものの、子供のいるいらないを議論せずすすめてしまった。結婚後はこうあるべきという妻のバイアスで強く懇願され子供を作った。作中にある経済的な負担を背負いたくないという理由で子供を作りたくないということは人として言葉にしてはいけないと思ってた。同じことを思うそれも女性側からの発せられた言葉に女性の中にも自分と同じ事を考えてる人がいるということに驚かされた。

今は子供たちが反抗期を迎え、妻は息子をペットのように可愛がり、娘は離れていく。自分自身は今となればただの“種馬”だったんだという嫌なことを思い出した。