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危険な弁護士(下巻) 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2019/06/26 |
JAN | 9784102409381 |
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危険な弁護士(下巻)
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商品レビュー
3.8
8件のお客様レビュー
フィクションだもの誇張はあるだろうけど、アメリカの司法制度は何と腐ったモノになり下がった事か。願わくは、日本が真似をしない事を。……でも、大体、アチラの悪弊は何年かすると渡ってくるような気がする。
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※このレビューにはネタバレを含みます
規格外アウトロー弁護士・ラッド。 幼女2人の誘拐殺人事件の容疑者と危険な取引をし、警察幹部の娘の拉致事件のために息子を誘拐され、目をかけていた格闘技選手が犯した殺人の弁護に立ち、誤認捜査で妻を警察に射殺されながら逆に訴えられた男性を弁護し… 検察はもちろん、法律にも警察にも噛みつきまくるラッド。 どの事件もスカッと爽やか、正義がなされた…という類の解決ではなく、どこか傷の付いた着地点。 これまでの作品は、概ねひとつの事件・裁判を中心にストーリーが展開していたのに比べ、幾つもの事件やトラブルが関わり合い、それぞれの案件で駆け引きがあり、不正と不正の隙間の着地点を探りあてるような展開。 けれど、弁護士の日常というのは、むしろこんなふうに複数の案件を同時にこなし、無実を信じている被告のためにも、全く信じていない被告のためにも法廷に立ち続けるのがリアルなのかも。 面白くはあったけれど、ラッドに付き合うのは、読者にも体力がいるなぁ。 グリシャムは大概読んでいたはずだが、ブクログを始める前の過去の作品を全く登録していなかったので、今度まとめて登録しておこう。
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上巻は一つの事件、一つの章がわりと独立していたけれど、下巻になって、上巻の事件や出来事が伏線となってきたので、2ヶ月のブランクのあと読んだ私は、状況を思い出すのに苦労してしまった。 だからというわけでもないのだろうが、アメリカの司法制度に対する違和感が大きくて、ストーリーに入り込めなかった。 人を殺して反省もしていない人を司法取引で2年程度の罪にすることができる。 それに反対するような検事なら、市長権限で更迭させることができる。 SWATになりたかった所轄の刑事たちや、副所長のためなら子どもを誘拐する警察。 やりたい放題だな、アメリカ。 そんな中で、主人公のラッドは、どんな人にもどんな状況でも法の下の平等を守るために、警察を敵に回しても悪人たちの弁護を引き受けるのだけど。 でも、ラッドが一番心にかけていたタディオに魅力がないんですもの。 ラッドの元妻は最悪だし、息子も可愛くはない。 新しい彼女もうすっぺらいし…要は人物が今一つ。 事件の解決も、日本の制度に慣れていると納得いかないものが多かったし、全体にうーむ…でした。 でも、一気に読める作品ではあった。
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