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季節のない街 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2019/06/26 |
JAN | 9784101134901 |
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商品レビュー
4.1
19件のお客様レビュー
宮藤官九郎脚本のドラマの原作と知って読もうと思った。ドラマの中では震災の仮設住宅ということになっているが、原作では戦後少し経った頃の街。エピソードがそのまま描かれたものがほとんどで驚いた。原作はもっとエピソードが多いけれども。 人間の業が悲喜交々描かれる。悲惨なものでもユーモラス...
宮藤官九郎脚本のドラマの原作と知って読もうと思った。ドラマの中では震災の仮設住宅ということになっているが、原作では戦後少し経った頃の街。エピソードがそのまま描かれたものがほとんどで驚いた。原作はもっとエピソードが多いけれども。 人間の業が悲喜交々描かれる。悲惨なものでもユーモラスに描かれるのでこちらは泣き笑いといった風情になる。この物語を端的に表す部分を見つけたので記す。 「にっぽんかいびゃく以来、あんなお人好しのおたんこなすは見たこともねえ」と男たちは云った、「おれっちがかいびゃくこのかた生きてきたわけじゃねえにしろさ」(「とうちゃん」p271)
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ほのぼのとして人情味あるようだが、刺さるシャープさがあります。人間て人が悪いんですね。 山本周五郎は性善説満載ばかりではない。
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宮藤官九郎脚本のドラマ『季節のない街』を観て、山本周五郎の原作も気になり読んでみた。 ドラマはクドカンの脚本で光ってると思いきや、原作に忠実な登場人物、エピソードも多く、びっくりした。こんな奇怪な人々の話しをよく思いつくな、と。でも著者のあとがきを読むと実際に出会った人達をモデ...
宮藤官九郎脚本のドラマ『季節のない街』を観て、山本周五郎の原作も気になり読んでみた。 ドラマはクドカンの脚本で光ってると思いきや、原作に忠実な登場人物、エピソードも多く、びっくりした。こんな奇怪な人々の話しをよく思いつくな、と。でも著者のあとがきを読むと実際に出会った人達をモデルにしたそうで、確かに昔の方が変わった人は多かったのかな。 昔でも今でも困った人達はいて、その人達を排除する事は簡単なのだけれど、視点を変え、面白おかしく愛情を持って描いているので、読んでて不快にも悲しくもならなかったし、説教くさくもなく良かった。クドカンがリスペクトしてるのがわかる気がした。 あと、なにより言い回しやエピソードのシュールな所は声をあげて笑った。 ドラマで描かれていた二組の夫妻それぞれの旦那が交換して暮らすエピソードはそれ自体原作にあってびっくりしたし、その中での一文に度肝を抜かれた。あのドラマのシーン、原作に忠実だったんだぁ。ドラマの演出かと思った。すごいよ、山本周五郎!! 『牧歌調』より 彼は着物の衿をひろげ、黒い毛のみっしり生えた胸をひたひたと叩いた。 良江の眼が、増田の胸毛を見て光った。眼球の内部からさっと閃光がはしったようにみえ、そのまま三白眼になった。
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