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最後のドラゴン
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最後のドラゴン

ガレット・ワイヤー(著者), 三辺律子(訳者), ケイティー・ハーネット

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最後のドラゴン

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 あすなろ書房
発売年月日 2019/06/25
JAN 9784751529386

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商品レビュー

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2019/08/22

たぶんすごく多角的な読み方のできる作品で、ストーリーは全体的には静かなのだけれど、その分いろいろなところにしみてくる。 竜や魔法が存在しづらい世の中になったこと。 それでも見える人がいること。 人の話をきき、人を愛するということ。 記憶が心を温め、その人の人生を作ること。 あま...

たぶんすごく多角的な読み方のできる作品で、ストーリーは全体的には静かなのだけれど、その分いろいろなところにしみてくる。 竜や魔法が存在しづらい世の中になったこと。 それでも見える人がいること。 人の話をきき、人を愛するということ。 記憶が心を温め、その人の人生を作ること。 あまりにつらいため記憶を葬り去ることがあること。 でも記憶を掘り起こし、目の前で起きていることに面と向かうことで救われる人たちがいること。 魔法を行うには代わりに大切なものを差しださなくてはならないこと。 こういうことがお説教ではない、美しい文章でつづられていて、物語のあちこちにキラリと宝石のように光る言葉が埋まっている。 『マイ・ハートビート』や『涙のタトゥー』など、繊細なYAを多く書いてきた著者(Garret Weyer)による児童書(そしてファンタジー)の傑作。 ============== 2020年4月再読。泣いたー。1度目よりさらにしみました。

Posted by ブクログ

2019/08/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

先日読んだニューベリー賞受賞作『月の光を飲んだ少女』より、ずっと良かった。 これもドラゴンや魔法がからむファンタジーだが、少女の成長も友情も魔法もよく書けていると思った。 ドラゴンのグリシャは1803年生まれだが、邪悪な魔法使いレオポルドにティーポットにされてしまい、第二次世界大戦終了までティーポットのままですごす。 ティーポットにドラゴンが閉じ込められていることを感じ取っていた最後の持ち主に呪いを解いてもらい、ドラゴンが集まるウィーンへ行くが、100頭以上いたドラゴンたちはレオポルドによって70頭以上が地下に埋められ、残ったドラゴンも徹底的に管理され自由を奪われる。グリシャもまたレオポルドの部下に管理された毎日を送ることになる。そんな中、画家の母を亡くし、詩人の父に自由に育てられている少女マギーとの交流が生まれる。互いに愛する人を失い、アイデンティティも2危うくなっている人が、力を合わせてドラゴンたちの呪いを解くまでの物語。 まず、第二次世界大戦後世界が大きく発展することで、魔法が失われていく様子がよく書けている。ドラゴンはその存在を信じなければ見えない。かつては見える人がほとんどだったが、今では見える人の方が少ない。そういう意味では邪悪な魔法使いもまた存在の危機に瀕している。 魔法を使うには大切なものを失わねばならないという世界観もゲド戦記みたいで良い。 選別され、いないことにされてしまうドラゴンは、後書きに訳者が書いているように難民や、傭兵や技術者として連れてこられた外国人のようだ。そういう寓意も読み取れる物語になっている。もちろん子どもはそんなこと考えないだろうが。 そんなドラゴンたちを救うために、最も大切なものを差し出すマギーの勇気と決断は静かな感動を呼ぶ。 とはいえ、映画で見たかったなあ、と思えるところが小説としては個人的にイマイチなんだな。 映画なら中世の名残を残す1803年から2つの大戦、戦後の目覚しい発展と魔法が廃れて行く様子を目にすることができるし、少女がドラゴンに乗ってウィーンからロンドン、ローマ、シュヴァルツヴァルトと旅する様子も楽しいだろうなと思う。色とりどりのドラゴンたちも見てみたいし。この物語に大きな役割を果たす猫たちも実写で見たら可愛くて魅力的だろうなと。 是非映画化してほしい。

Posted by ブクログ

2019/08/11

ドラゴンのグリシャは、魔法使いにティーポットに変えられてしまう。何十年にわたっていろんな人の持ち物になったあと、魔法がわかる人によってドラゴンに戻してもらうことができたが、その時には、仲間のドラゴンたちが大変な状況に陥っていた。グリシャは、はじめての人間の友だちマギーとともに、ド...

ドラゴンのグリシャは、魔法使いにティーポットに変えられてしまう。何十年にわたっていろんな人の持ち物になったあと、魔法がわかる人によってドラゴンに戻してもらうことができたが、その時には、仲間のドラゴンたちが大変な状況に陥っていた。グリシャは、はじめての人間の友だちマギーとともに、ドラゴンを救う大冒険をはじめる! ドキドキのファンタジー。

Posted by ブクログ

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