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思考と意味の取扱いガイド
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2019/06/20 |
JAN | 9784000054720 |
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思考と意味の取扱いガイド
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商品レビュー
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わからなかったこと 「みずたまり」という言葉の意味が私たちの意識の外部に普遍的にある。という日常的視点の考えでどんな問題が生じるのかがよくわからなかった。それはいかなるもので、どのように私たちに認識されるのかは不明だけれど、「外在的に言葉がある」ということ自体によって生じる問題は...
わからなかったこと 「みずたまり」という言葉の意味が私たちの意識の外部に普遍的にある。という日常的視点の考えでどんな問題が生じるのかがよくわからなかった。それはいかなるもので、どのように私たちに認識されるのかは不明だけれど、「外在的に言葉がある」ということ自体によって生じる問題は不明。認識可能な範囲外に問題を投げやってるから? 感想 この本では、認知的視点で「思考」と「意味」が何なのかを解き明かそうとする。認知的視点とは、私たちの頭の中でどのような働きが起きて、思考や意味が表れているのだろうか、という視点。認知の仕方に問題の焦点をあてるもの。 他方日常的視点、つまり私たちの外に世界がありその実在を考えるというような視点は、著者がとる立場ではない。なので、この本ではあまり触れられない。 ただし、注意が必要なのは、著者はどちらがいいという判断はしていない。視点の良し悪しは、目的に適しているかどうか次第という立場。 著者によると、「意味」は無意識のうちに隠れている。「意味の無意識仮説」。無意識の状態にある種々の概念(意味)に、「意味」への手がかりとなる取手(記号?)があり、その取手を扱うのが「思考」。 そして、思考にも意識的思考と無意識的思考があって、それらは合理的思考と直感的思考と呼ばれる。この本では、それらの思考過程の構造の仮説(なにせ無意識で働いているものだから認識不可)を、認知的相関物、特性タグや概念構造、空間構造などの言葉を使って説明している。
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言語学者が思考とは?意味とは?に関してまとめてくれた本。プログラミング言語Cとか、そういう、いわゆるプログラミング言語に関して背後の哲学を併せて説明する本がとても面白いというのはプログラミングが好きな人は同意してくれると思うのですが、人間というオペレーティングシステムにおいて、言...
言語学者が思考とは?意味とは?に関してまとめてくれた本。プログラミング言語Cとか、そういう、いわゆるプログラミング言語に関して背後の哲学を併せて説明する本がとても面白いというのはプログラミングが好きな人は同意してくれると思うのですが、人間というオペレーティングシステムにおいて、言語と意識や意味がどのように働くのか?というのを、ポインターというのはどういうもので、というレベルで例示してくれるところがとんでもなく快感です。言語学メジャーの人ってすげえと昔から思ってるんですが、なんの役に立つのかやっと分かった。意味の無意識仮説。意味は論理からは与えられない。言語はその取手として機能する。ブーバキキとか、カプグラ症候群とか考えるとそういう気がする。そしてそれを言語を通して論理的に語るところがとても素敵です。なんであんまり本屋で平積みされないんだろう。b&bで発見できてよかった
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