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赤い白球
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2019/06/19 |
JAN | 9784575241846 |
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赤い白球
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商品レビュー
4.8
4件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
最後、驚きの展開に。 読むにつれ、重い雰囲気の話になっていき 読み進めるのがホント辛かった。 戦争の話は、本当に辛い。 どうかコロナも落ち着き平和な日々がつづきますよーに。 龍雅の人生が壮絶すぎる。 最後の最後に大好きな人と結婚できたが、親友のことが頭から離れなかっただろーに。 友達や先輩が部下になり特攻を命ずる苦悩なんて、想像もできない。
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『深山の桜』、『七四』、『桜と日章』の3作は現代の自衛隊が舞台ですが、今作は第二次世界大戦時の物語であり、背景は史実に基づいたものですのでやはり非常に重いです。 ただそこに野球という要素と2018年にまで続く物語が挿入され、ラストには光明を見出すことができ、厳かな気持ちで本を閉じることができました。 読んでいる中で「あれ、どこかで見たような苗字が沢山出てくるな」と思い、再度、自衛隊3作を読み返して確信しました。 今作を含めたこれら4作は、時代や世代を超えてつながっているのでしょう。 登場人物だけでなく、根底に流れる信念や、作者の登場人物に対する深い愛情が共通して感じられます。どうかこの4冊は、2度、3度と読み返すことをお勧め致します。 周到に張り巡らされた何本もの線がつながった時、より深い世界感を感じることができると思います。 この世界の次回作を熱望致します。
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1939年、平壌。甲子園を目指し、セカンドとショートで完璧なコンビネーションで守りを固める朝鮮人の龍雅と日本人の龍弘は、それぞれの事情から航空学校と士官学校への入校を余儀なくされる。朝鮮人である龍雅が、日本国の軍人とならざるを得ない背景は16歳の少年には重すぎる。やがて2人は国と...
1939年、平壌。甲子園を目指し、セカンドとショートで完璧なコンビネーションで守りを固める朝鮮人の龍雅と日本人の龍弘は、それぞれの事情から航空学校と士官学校への入校を余儀なくされる。朝鮮人である龍雅が、日本国の軍人とならざるを得ない背景は16歳の少年には重すぎる。やがて2人は国と生まれの違いから死を命ずる者と実行する者へと変わっていく。ついに訪れた最後の出撃の前夜、2人は…2人だけではない。2人を取り巻く人達それぞれが、それぞれの運命を苦しみ抜いた。それは戦後70年経ってもなお、消えてはいなかった。 「なぜ死ぬ人間は皆、俺に生きろと言うんだ。一緒に死んでくれと言ってくれたほうが楽なのに」
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