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アイン・ランド(著者), 佐々木一郎(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 Evolving
発売年月日 2019/05/31
JAN 9784908148187

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商品レビュー

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2020/04/12

紙数が少ない小説であるせいか、どことなくお伽噺のような印象を受ける本作。「肩をすくめるアトラス」における主張を、極彩色でエッセンスだけ抜き出したらこうなる、とでもいうべき、押し出しの強い作品。 遠い将来、国の名も明らかにされないとある全体主義国家の話。主人公「平等7-2521」...

紙数が少ない小説であるせいか、どことなくお伽噺のような印象を受ける本作。「肩をすくめるアトラス」における主張を、極彩色でエッセンスだけ抜き出したらこうなる、とでもいうべき、押し出しの強い作品。 遠い将来、国の名も明らかにされないとある全体主義国家の話。主人公「平等7-2521」は成人すると街路掃除人として生涯を送ることを割り当てられる ~。という雰囲気のディストピア小説。 アイン・ランドは強烈な自由主義の思想家である。今となっては共産主義の脅威という言葉も歴史的遺物となってしまったが、共産主義の部分をそのほかの悪夢的政体と読み替えることは可能であり、今的価値も十分にある。 エンディングを楽観的と読むか絶望的と読むかは、意見が分かれると思う。

Posted by ブクログ

2019/06/09

幾つか邦訳は出ているものの、余り耳にしない、ロシア系アメリカ人作家アイン・ランド。 本書は『われら』や『一九八四年』に繋がるディストピア小説ではあるが、かなり希望の持てるラストで終わる。書かれた時代を考えると、このラストは珍しいのでは。 内容とは関係無いが、この本、組版が相当酷...

幾つか邦訳は出ているものの、余り耳にしない、ロシア系アメリカ人作家アイン・ランド。 本書は『われら』や『一九八四年』に繋がるディストピア小説ではあるが、かなり希望の持てるラストで終わる。書かれた時代を考えると、このラストは珍しいのでは。 内容とは関係無いが、この本、組版が相当酷いので、そっと棚に戻した人も多いのではないだろうか……。

Posted by ブクログ

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