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プラスチック汚染とは何か 岩波ブックレット1003
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2019/06/01 |
JAN | 9784002710037 |
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プラスチック汚染とは何か
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商品レビュー
3.6
8件のお客様レビュー
「レジ袋をやめれば大丈夫と思っていませんか?」という表紙の言葉に強く惹かれて読んだ。 ブックレットだからページ数は少ないが、中身はとても濃い! 今やプラスチックは、環境問題の「元凶」と言われてしまっているけれど、プラスチックが登場して多用されるようになったきっかけは「環境保護の...
「レジ袋をやめれば大丈夫と思っていませんか?」という表紙の言葉に強く惹かれて読んだ。 ブックレットだからページ数は少ないが、中身はとても濃い! 今やプラスチックは、環境問題の「元凶」と言われてしまっているけれど、プラスチックが登場して多用されるようになったきっかけは「環境保護のため」だったという冒頭のお話にびっくり! プラスチックのすべてを「悪」にしてはいけない。何に必要で、何はプラスチックでなくてもいいのかということをよくよく吟味していく必要があるのだろう。
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海釣りが好きで良く海に行くのもあって、海のプラスチック汚染については気になっていて、Ocean cleanupの活動を数年前から支援していたのだが、何処か他人事の域を出ず、たまたまこの本を手に取った事もあり読んでみた。 太平洋にはゴミベルトと言われる領域があって日本の4倍の面積に...
海釣りが好きで良く海に行くのもあって、海のプラスチック汚染については気になっていて、Ocean cleanupの活動を数年前から支援していたのだが、何処か他人事の域を出ず、たまたまこの本を手に取った事もあり読んでみた。 太平洋にはゴミベルトと言われる領域があって日本の4倍の面積に渡ってぷらごみがあるらしい… けど盛ってる感も… 2章はこの手のデータが他にも載っているんだけど、出典や引用などが明確に示されていない事が気になる。 バイアスが掛かっているように思えるのだ… この太平洋ゴミベルトの46%が漁具との事で、日本の2倍の面積分の漁具?? そんなにあるならOcean cleanupは、もっと大量に回収出来るんじゃ?とか。 ただ、この本はプラスチックのゴミを出さなきゃ良いとか、ストローやゴミ袋をスケープゴートにして煽るような事はして無くて、先進的な取り組みをしているEU諸国の状況から、再利用の経済合理性などにも触れているので、解決策を模索している企業やNPOに取っては参考になると思う。 あと、新技術好きの日本人が好きそうなバイオマスプラスチックも、そもそも原料が食料だし、処理に温室効果ガスを出すとか、そもそも既存プラスチックと一緒に処理出来なくなっちゃうし、捨てても問題ないってみんなが考えるとそもそも何のため?となると釘を刺している。 著者は、枝廣淳子氏、ウィキペディアを見ると沢山の本を出している方なんだなと言うことはわかった。 環境問題書籍として、並行して読んでいるチェンジングブルーと比べると、かなりの見劣りがしてしまうのは仕方がないところか。 色々な活動をされている方のようなので、各所での提案があるのかと思うのだが、この本の中で課題をわかりやすく整理して、解決策を提示みたいなところがあると良かったと思う。 自身の生活の中でプラスチックを排除する事は不可能過ぎるが、購入するペットボトルを減らす所からかな。
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買い物袋やストロー、ペットボトル、包装容器等様々なプラスチック製品が溢れているが、昨今特に海洋ゴミのプラスチックゴミが世界中で問題となっている事は耳目を集めているが、そもそもプラスチックはガラス瓶の代替として軽量化で運搬時等のCo2削減に寄与して来た面も有る。 プラスチック...
買い物袋やストロー、ペットボトル、包装容器等様々なプラスチック製品が溢れているが、昨今特に海洋ゴミのプラスチックゴミが世界中で問題となっている事は耳目を集めているが、そもそもプラスチックはガラス瓶の代替として軽量化で運搬時等のCo2削減に寄与して来た面も有る。 プラスチックは一旦製造されると何千年も完全に分解される事無く地球上に存在する。海洋中では生物が体内に吸収する事も多く食物連鎖の最上位である我々人間の体内にそれら汚染された水産物が食品として取り込まれている。 中でも包装容器はプラスチック生産量の約三分の一を占め、更に短期使い捨て商品である。また海洋中に漂流する物としてはマイクロプラスチックで5㎜以下の大きさで元は大きなプラスチックが海洋中で破砕や紫外線で細かく砕かれる。また最初からマイクロの物も有り、洗顔や歯磨きのスクラブや紙おむつの吸収剤にも含まれている。更には合成繊維の洋服等を洗濯する事によって繊維屑がマイクロプラスチックとなる 驚く事に海洋中のマイクロプラスチックの約6割は合成繊維の洗濯による汚染で、自動車のタイヤが摩耗で発生させるタイヤカスや道路標識のペイントも摩耗や経年劣化でクズが発生し、雨等によって道路を伝って河川経由で海に流れ出す事は、目から鱗だ。 現在のままだと、2050年には海洋中のプラスチックゴミと生息する魚の重量が同じになるという悲しい試算もされている。 また環境配慮として、生分解性プラスチックが話題を呼んでいるがこれには要注意で、これらはプラスチック分子いくつかに生物植物由来の分子が繋がっていてバクテリア等がバイオ由来部分を食い尽くすとプラスチックは分子レベルになり分解されたと喧伝してますが、それは目視出来ないだけで自然環境に吸収される事はなくプラスチック同様に半永久的に地球上に存在する。 温暖化問題同様に地球、国、自治体規模で考えると経済的な観点から一気に対策や規制強化にはならないだろうが、一人一人が出来る事をなすべきだと思います。マイクロビーズ入りの製品は購入しない、エコバッグを使う、プラスチックストローやカトラリーは使用しない。ゴミは分別リサイクルする。小さな事だけど皆んなが意識すれば大きな事になる。 合成繊維製品が洗濯によって排出されるマイクロプラスチック(合成繊維屑)ですが洗濯機にマイクロフィルター等を取付け下水に流出しない様に出来ないんでしょうかね、、
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