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暁天の星
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2019/05/24 |
JAN | 9784569842912 |
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3.5
8件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
葉室麟最晩年の作で未完。陸奥宗光を描いたものと坂本龍馬の姉を描いた短編。龍馬の姉については、司馬遼太郎も津本陽も作中に登場させているが、こんふうに活劇の中に登場するとは思いもよらなかった。未完で十分な手を入れられないまま出版せざるを得なかったことがとても残念。
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葉室麟が見る陸奥宗光の最期を知りたかった。 日本史では思いのほかさらっと名前が出て時代が流れていく人だけれど、幕末を駆け抜けた一人が明治をどう悩み生き抜いたかというのは、知らない裏側を見ているようで、とても面白い内容です。
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不平等条約の改正に取り組んだ『剃刀外相』こと陸奥宗光の半生を描いた葉室さんの絶筆。 未完と知らずに読んでしまったので、結末をどう描かれるのか分からないままなのは残念。勿論、一番残念なのは作家さんご本人だろうが。 陸奥宗光というと、先に書いたように外相として不平等条約改正に取り...
不平等条約の改正に取り組んだ『剃刀外相』こと陸奥宗光の半生を描いた葉室さんの絶筆。 未完と知らずに読んでしまったので、結末をどう描かれるのか分からないままなのは残念。勿論、一番残念なのは作家さんご本人だろうが。 陸奥宗光というと、先に書いたように外相として不平等条約改正に取り組んだことと、奥様の亮子夫人が大変な美人で『鹿鳴館の華』の一人として活躍したことくらいしか知らなかったので、それまでの彼の人生は興味深く読んだ。 特に坂本龍馬との関わりがこれほどあったとは全く知らず、この作品では坂本龍馬ならどう世界と渡り合うのか、坂本龍馬のように欧米に臆することなく交渉するためにはどうするのかということを念頭に動くので、坂本龍馬との関わりが陸奥宗光の原点だったのだと思え、すでにこの世にいない坂本龍馬が様々な人に影響を与えたのだと感じる。 勿論それは葉室さんなりの坂本龍馬像であり陸奥宗光像なのだけど。 葉室さんらしく文体はサラリとして読みやすい。 ここで描かれる伊藤博文の色好みもまた政治の一つの要素になっている。官邸でのかの醜聞もこんな真相があったとすれば少し伊藤を見直す。 そして陸奥宗光の不平等条約改正のためには軍事力で世界と渡り合わねばという、現代の感覚からは違和感を覚える考えも当時としては仕方ないものかも知れない。 何と言っても欧米は圧倒的な軍事力で日本を震え上がらせ不平等条約を結ばせたのだから。そして当時の欧米はそれが常套手段だったのだから、日本がそれを覆すために欧米と同等の軍事力を持ちそれを示すために戦争をせねば、というのも分からないではない。 ただここでもまた坂本龍馬なら…という迷いも出てくる。 さて、坂本龍馬ならどう交渉しただろうか。 短編の「乙女がゆく」は、坂本龍馬の姉・乙女が龍馬に頼まれ、薩長同盟締結前の薩摩藩邸に乗り込む話。 かなりのファンタジー設定ではあるが、豪快でいながら繊細な乙女の魅力が描かれていた。 娘さんによるあとがきを読むと、葉室さんはこの作品を完成させたら、明治維新についての様々な物語の構想があったという。 それが読めないのは残念だが、最後まで葉室さんの作家としての意欲は衰えていなかったということが嬉しくもあり、それが叶わず切なくもある。
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