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医学部に来なさい! 改訂版 医学世界、全部見せます。進学先を悩んでいるヒマはない
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 玄文社 |
発売年月日 | 2019/05/01 |
JAN | 9784905937173 |
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医学部に来なさい! 改訂版
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奈良県立医科大卒の「心臓外科手術のスペシャリスト」で教授でもある著者が、医学部とはどんなところか、医者になる人とはどんな人かを中心に語り、医学部受験を勧め、受験生を応援するもの。多浪生(「医学部を目指すなら『3浪くらいするつもりで!』」(p.130))や女子、お金がない家庭でも...
奈良県立医科大卒の「心臓外科手術のスペシャリスト」で教授でもある著者が、医学部とはどんなところか、医者になる人とはどんな人かを中心に語り、医学部受験を勧め、受験生を応援するもの。多浪生(「医学部を目指すなら『3浪くらいするつもりで!』」(p.130))や女子、お金がない家庭でも医学部受験への道と合格の可能性があるということを教える本。 いわゆる「キレイゴト」ではない、医者や医学部の著者から見た実態が語られ、それでもやっぱり(それだからこそ)医者が良い、医者を選べ、ということ。社会は不平等で理不尽、人は弱く、妬んで妬まれる、という思想が根底にあるが、イヤらしいことを著者なりのユーモアや皮肉で、分かりやすく適度な分量で語られている。医学部受験生の息抜きの一冊には良いかもしれない。 医者という仕事は「いい意味の『特権が盛りだくさん』」(p.24)で「例外なく、達成感のある、誇り高い、充実した人生を過ごすことができ」(同)る職業。世の中「『不幸は弱い立場の人々に襲いかかる』」(p.28)ものだから、医者になって幸せになろう、という話。そして医者はどんな人かと言えば「100%自由人」(p.33)で、「傍若無人、厚顔無恥、自意識過剰、非常識、世間知らず、おぼっちゃま」(同)、「周囲がぜんぜん見えてなくて、自分が主役と信じこんで疑わず、自己チュー、コミュ障で一生過ごせる」(p.225)、「女子からすると扱いやすいお坊ちゃま、つまりバカ」(p.188)という、医者がそういうのだから、やっぱりそういうものなのか、という感じ。ただ医学部面接については「礼儀だけはちゃんとしてください」(p.59)ということで、「幼稚で自己チュー」(同)なところを面接で見せるとやっぱりダメらしい。「メタ認知能力と自己の主張、バランスが難しいですね」(同)というあたりは、結構要領の良さと社会性が試される、ということか。どこの大学に行けばいいか、という話については「どの医学部も立派です。誰しもが胸を張るべき」(p.45)ということが、推薦でもAOでも都会でも地方でも、旧帝大でも「元医専」でも新設でも、どこもそれなり、序列は関係ない、という話。もっと言えば旧帝大卒なら「大赤字の国立病院機構の大病院や役に立たない研究センターの院長や総長のポスト」(p.70)に就くことができるが、要するにこういったポストは「内部昇格ではなく、旧帝大の大学教授を定年退官した人の天下り先、老人保養施設」(同)だそうだ。へえ。おれは全然知らないけど、白い巨塔?ドクターX?みたいな医療ドラマ?を見れば、そういう雰囲気がもっと分かりやすいのだろうか。結構医者という仕事のネガティブなところは、ちゃんと7章の「医者って二種類」のところで紹介されており、要するに人それぞれで大変な思いをする人もいる、ということは分かる。 医者に、医学部に、という意思が少しでもある人なら背中を押してくれる本かもしれない。面白かったのは「実際の医師社会でも外科系は球技をやっていた人が多い傾向」(p.145)があってある心臓外科医は「運動、特に球技できない奴って何をやらせてもぜんぜんダメなんだよ!」(p.144)だそうだ。これって割と色んな職業で、こういう側面がある仕事はあると思う。というか球技出来る人ってたいていの仕事で「できる人」になりそうなイメージ。おれは球技っていうか運動全然ダメなので、本当、子どもには勉強とかよりも球技やらせた方が、体力や運動神経だけでない色んな能力が伸びていいんじゃないかと思った。最後に、ビクトル・ユゴーの「『未来』は、幸福を掴む人にとっては『希望』、意志薄弱な人にとっては『不可能』、不幸な人にとっては『絶望』を意味する」(p.120)という言葉が良かった。この著者は「おれは数学しか出来ない」と言っておきながら、わりと色んな文学作品から引用したり、オッサン的ではあるけどユーモアがあって、なんかギラギラした有能な人感が溢れている。とか言うと妬み、とか言われそうだけど、決してそういうことではないんだけど。(19/06/23)
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