メイドインアビス(8) バンブーC

つくしあきひと(著者)

• 販売会社／発売会社: 竹書房
• 発売年月日: 2019/05/30
• JAN: 9784801966277

商品レビュー

2025/07/18

子供の素直さが表れる瞳の与える恐怖心は凄まじい

ワズキャンはいったいどこまで見えてたのか

恐怖の状況ではいっそのこと狂ってしまったほうが楽だという心の表現がこの話をさらに怖くしてる

ベラフが食われるシーン
ガンジャの人は美しいと瞳を輝かせていたシーンが個人的に一番怖かった

2025/02/16

壮絶……

分からない事はありながら、どのような問いを立てるべきかの整理も難しい。

太陽石や2層でふんだんに見つかる卵型の遺物は欲望の揺籃なのか。

星の羅針盤はなぜ価値が高いのか。

アビスの中で祈るとはどのような行為なのか。

お祈りガイコツは何を祈っているのか。

ハクのマークが付いていたのは誰だったか。

イルミューイの恨みをファプタは受け継いでいる。

ガンジャ隊の面々を許したわけではなく、ファプタに殺させるために別の姿に変えて生きながらえさせているのではないか。

しかし、隊のみんなはイルミューイの中にいるからファプタは手出しできない。ファプタがイルミューイもとい、いルブルの中に入る手段が必要。

水もどきとか欲望の揺籃とか6層の呪いとかイルミューイの中とか、人間が人外に変えられてしまう要素には遊星からの物体Xみを感じる。

2022/12/03

闇に目を凝らすのだ
誰も見つけたことのない光は
真の闇の中にしかない

自分は光を見つけたがっていた
だが闇の中で
ようやく見つけ触れ合ったものは
やはり闇だった
けどなんて
なんて温かい闇なのだろう

狂えもせず　死ねもせず
何一つ選べなかった

地獄でもヒトは生きてゆく
祈りも　嘘も
そのためにある

ただあの子のことを忘れたくないだけ

メイドインアビスという作品の持つ、
類まれなるその文学性。
成れ果ての成れ果てによる成れ果ての為の芸術。
この物語が描くのは、「光よりまばゆい闇」を求める旅路なのだ。