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虐待された少年はなぜ、事件を起こしたのか 平凡社新書911
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2019/05/17 |
JAN | 9784582859119 |
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虐待された少年はなぜ、事件を起こしたのか
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商品レビュー
4.3
12件のお客様レビュー
知的障害の青年について書かれた第六章で、著者が「更生には自立して生きる印象があったが、かならずしもそうする必要はなく(中略)支援者に頼りながら自分のペースで生きていくのも一つの方法だろう」と書いているのを読んで、正直がっかりした。 これだけ、不遇な成育環境によるマイナスの影響を受...
知的障害の青年について書かれた第六章で、著者が「更生には自立して生きる印象があったが、かならずしもそうする必要はなく(中略)支援者に頼りながら自分のペースで生きていくのも一つの方法だろう」と書いているのを読んで、正直がっかりした。 これだけ、不遇な成育環境によるマイナスの影響を受けている少年たちについて、長く深く取材している著者でも、そこはそんな風に理解していたのか、ととても残念な気持ちになった。 自立とは、頼れる人がいること、人に頼りながら自分らしく生きること、私はそう思っているし、実際全ての人がそうして生きているはず。誰の力も借りず生きている人は、世の中に一人としていない。程度の差、頼る相手の違い(たとえば行政だったり制度だったり、個人だったり)はあっても、どんな人も100%誰かの力を借りて生きているのだ。それをもとに、自分なりの生活を成り立たせることが自立なのに「そう(自立)する必要はなく、支援者に頼りながら~」と言ってしまうことがとても残念だった。それだけ。 それ以外は、丁寧に取材して、当事者たちの声を聞き、社会の抱える問題に切り込んでいく著者の姿勢と取り組みには、深い敬意を抱く。まあだからこそ、上記の一文が残念だったのだけれど。 途中、犯罪被害者の遺族に取材している件がいくつかあって、理不尽に被害者になってしまった方の遺族ばかりだけれども、どの遺族も「しっかりと罪と向き合って、その贖罪の気持ちとともに、人生を歩んでほしい、それこそが罪を犯した人の歩むべき道」ということを言っていることに救われた。そう思ってくれる遺族がちゃんといるんだなということが、とても救いになった。 でもだからこそ、そんな遺族のためにも、犠牲になった被害者のためにも、成育環境の問題によって道を踏み外してしまう少年を出さないように、そういう少年であっても、更生してしっかりとその先の人生を歩んでいけるように、社会が抱える問題を解決していくことが、社会全体の責務であると思う。
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またしても、少年たちの犯罪のルポを読ませてもらった。問題が複合的すぎて、どうしていいのか、途方に暮れる。少なくとも、少年たちをきちんと更生させることが、社会にとって良いことに決まってる。そのための方策にもっと力を尽くすべきだと思う。法務大臣はつまらない役職なんていう前に、そういう...
またしても、少年たちの犯罪のルポを読ませてもらった。問題が複合的すぎて、どうしていいのか、途方に暮れる。少なくとも、少年たちをきちんと更生させることが、社会にとって良いことに決まってる。そのための方策にもっと力を尽くすべきだと思う。法務大臣はつまらない役職なんていう前に、そういうことももっと考えるべきだと思うなぁ。
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https://kinoden.kinokuniya.co.jp/shizuoka_university/bookdetail/p/KP00032341/
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