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いま、ここで輝く。 超進学校を飛び出したカリスマ教師「イモニイ」と奇跡の教室
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | エッセンシャル出版 |
発売年月日 | 2019/05/10 |
JAN | 9784907838980 |
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商品レビュー
4.6
15件のお客様レビュー
子どもの「いいところを伸ばす」ってよく聞く言葉だし、私もよく言ってきてしまったけど、積極的な子はそれがいいところだし、消極的なのはそれでいいところ。伸ばす?むっずかしいなあ、と思っていた。 「『いいところ』って誰が決めてるの?その時点で大人の価値観で子どもを『評価』してるじゃ...
子どもの「いいところを伸ばす」ってよく聞く言葉だし、私もよく言ってきてしまったけど、積極的な子はそれがいいところだし、消極的なのはそれでいいところ。伸ばす?むっずかしいなあ、と思っていた。 「『いいところ』って誰が決めてるの?その時点で大人の価値観で子どもを『評価』してるじゃん」(P98)という「イモニイ」のセリフに、おおお、なるほどこれか、と思った。あと、子どもを「伸ばす」ことはしないと言う。勝手に伸びるから。 高校の学校説明会で「グローバル社会でリーダーとして輝く人材を育てる」みたいな感じの教育スローガンをよく耳にしたけど、響いてこなかったのは、そういうことか、と思った。グローバル社会じゃないところで、リーダーとしてじゃなくたって、輝けるのだ。んで、育てられなくたって、その子をその子として認めれば、勝手に育つのだ。 この本のキーワードは「承認」であった。しっくりきた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
教師や親などの大人が、子供に対して向き合う姿勢として非常に参考になりました。 また、最近よく聞く「親ガチャ」という言葉に違和感を持っていましたが、本著の中でイモニイガが「お金持ちに生まれたからこそ手に入れることがができるものとか、恵まれた出会いがあったからこそ得られたものとか、何かによって得られる・得られないが左右されるものには価値がないと思っていました。努力して手に入れることができるものも同じです。努力ができる状況のある・なしに左右されるから。」「この感覚がなぜ育まれたのかを考えると、家族の中に障害をもっている兄がいたということが大きく影響しているんです。僕が自分の足で歩けて、運動も勉強もできて、それによって褒められて、それはうれしいし、そのおかげでいい学校にも行けたし、お金も得られて、不自由のない生活ができているけれど、でもこれってぜんぶ嘘だよなって思うんです」「だって兄貴にはどうしたって無理なんだから、与えられた身体的条件や能力や、自分ではどうしようもできない環境によって、得られるものと得られないものがあるのは事実だと思いますが、だとしたら、そこでたまたま得られたものに本当の価値があるわけがない。真理が公平でないはずがないから」「そうなると、世の中のほとんどのものって価値がないじゃないですか」「だから、たとえば寝たきりのひとでも普通にもてるものでなければ、本当の価値のあるものではないと考えるようになりました」というのを読み、非常に納得しました。(もはや修行僧の域に達した考え方だと思いますが) また、イモニイの言う「教員でなかったらしないことは、しない」や「教えたことは身につかない」「子供を見ないで、褒めればいってものではない」などは親としても非常に共感しました。親としての責任感から行う行為の多くは良い結果になっていないともどかじく感じることも多々あるので、心にとどめておきたいと思います。
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星10個くらいつけたいです。 大人の階段上ってる、息子にも読んでほしいくらい、本質的。 子育て中のオトナの方々にも、マストで読んでほしい。 こんなにいのちを輝かせているひとが近くにいたら、 まわりは明るく照らされていいでしょうね。 純粋だけど、簡単ではないはなし。 「教育とは...
星10個くらいつけたいです。 大人の階段上ってる、息子にも読んでほしいくらい、本質的。 子育て中のオトナの方々にも、マストで読んでほしい。 こんなにいのちを輝かせているひとが近くにいたら、 まわりは明るく照らされていいでしょうね。 純粋だけど、簡単ではないはなし。 「教育とは。」 【本文より】 ・まさにいちばん大切な要素が、私の言う『見える力』と『やり切る力』なんだ(高濱先生) ・学生の時点で、一風変わった大人たちに出会い、もまれ ・逆風をプラスにどう転じるか ・「経済的に自立して、人生を前向きに生きることができているのなら、人生は成功だ」/マージョリー ・当時の富田校長が『ひとに迷惑をかけるな』なんて言うなって話をした。それはなぜか?もし百人いて、みんなが反対することでも、自分は絶対これをやるんだということなら、迷惑をかけてでもやり抜かないとダメだと。 その代わり逆に、自信の身近なひとがその思いでやっていると気は、迷惑をどんどん受けなさいと。 ・人格を攻撃しちゃったりとか。それ、できちゃうじゃないですか、ひとって。そういうときに、自分の怒りを正当化しないっていうことのほうが大事だと思うんですね。 ・目を背けたくなるところにこそ、眼差しをそこに見るのは、固く縮こまった友であり、自分だから。」 ・「自分がイラっとしてしまうということは、そこに自分の中にある弱さを見い出しているはずなんです。だからイラっとしてしまうんです。その子の中にある未熟な部分、弱い部分を認めてあげることは、結局は自分自身の中にも同じくある未熟な部分、弱い部分を認めてあげることになるんです。」 ・でも論理的に考え、手を動かし、間違え、根拠を疑い、試行錯誤して、思い込みをひとつずつ捨て去ることで、ひとは再び少しずつ自由になれる。
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