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落暉の兆 無茶の勘兵衛日月録 20 二見時代小説文庫

浅黄斑(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 二見書房
発売年月日 2019/04/26
JAN 9784576190617

落暉の兆

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商品レビュー

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2019/09/21

昨夜、ついつい時間も忘れて20巻まで読了! このシリーズは、今までたくさんの時代小説を読んできたが、今年のベストといっていい。 時代は将軍「家綱」の時代。 徳川家康の息子でありながら、成人になっても、なかなかお目見えできなかった『結城秀康』を祖にする越前松平家が舞台となる。 ...

昨夜、ついつい時間も忘れて20巻まで読了! このシリーズは、今までたくさんの時代小説を読んできたが、今年のベストといっていい。 時代は将軍「家綱」の時代。 徳川家康の息子でありながら、成人になっても、なかなかお目見えできなかった『結城秀康』を祖にする越前松平家が舞台となる。 家康の血を引く家系のお家騒動を主軸に、越前大野藩、越後高田班、出雲松江藩と、将軍家の大老、老中、大目付が絡み、表には出ない大きな駆け引きと暗躍。 主人公越前大野藩、家格70石という小さな家の落合勘兵衛は、剣術にも長けた真っ直ぐな清々しい男。 何にでも、夢中になり、子供の頃から今一歩で死ぬような危険な行いで「無茶の勘兵衛」とあだ名され、藩の中で知らぬ者はいないほどに。 家格は高いが親友、伊波利三、塩川七之丞、そして、家格は低く貧乏な中村文左。 勘兵衛の父が腑に落ちない文書を知り調べると、銅山にまつわる収賄事件に当たる。父は罪をなすりつけられ無役に落とされる。 だが、勘兵衛などの働きで無罪を勝ち取り汚職にまみれた上官を排除することに成功する。 勘兵衛はその働きぶりで江戸に呼ばれる。 江戸留守居役「松田与左衛門」の耳役として、大野藩を取り巻く情勢や、敵対勢力からの攻撃に備えての隠密行動をするようになる。 作者「浅黄斑」は史実を克明に反映させ、しかも当時の地形や江戸市民の生活をも数字をも上げてストーリーに盛り込み、読み応えのある物語にしている。 だが夢中で読み進めると、これは痛快時代小説と簡単にくくれない魅力があることを発見する。 今に通じる、政治力、情報操作、情報分析、物を見る目も養えるという、実に勉強にもなるシリーズだったのだ。まだ未完。ますます次号に期待!!

Posted by ブクログ

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