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飢え渇く神の地 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2019/04/24 |
JAN | 9784488551056 |
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飢え渇く神の地
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商品レビュー
3.3
5件のお客様レビュー
現代風の設定とファンタジーの融合が珍しく、楽しく読めました。キャラの血縁関係の把握が難しかったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
車やカメラがある時代のファンタジー。世界観的には19世紀ぐらいの印象だが、技術レベルはそれ以上な感じもする。 私としてはかなり珍しいのだが、途中までは感想も書けないくらいで、評価が難しい。「面白い(?)んだけど・・なんだろう?」という感じで途中までは3点、最後まで読んで3.5点の作品。 作者の2作目ということで、賞を取った最初の作品も読んでみるつもりではある。今後も手に取るかはその処女作の出来次第。今の読後感だとかつて宮部みゆき作品達で感じた位置づけ(まあまあ面白いんだけど、他の作品を読みたくなるわけじゃないし、熱中もしない2.5〜3.5の作品群)になってしまうかも。 国が絡んでいるのに人の動きがこぢんまりしていることや、帝国主義時代の時代と感じるのに戦争や内戦の雰囲気が全くない、平和ボケな世界観が合わないのかもしれない。 作中でも、レオンが怪しいのは序盤からだが、その周りに支援する人が居ないのは不自然だと感じる。(末期状態とはいえ)巨大な帝国の皇帝の命がかかっているのだからもっと大がかりに動いているべきだし、彼の行動が組織ではなく一部の個人の思惑であったとしても大蜘蛛が肩入れしているのだから実働が工作員の単独行動というのはあり得ない。数人のチームで動いているべき。読んでいる初期に感じた「そこいらの金持ちが私怨でやってる」くらいの小さいスケールのまま種明かしになってしまった印象がある。 ファンタジー作品に過度なリアルを求めるものではないのは百も承知だが、リアルな中にファンタジー要素を食い込ませるのが面白いのであって、現実世界と通じている要素の表現が稚拙では作品自体が色あせてしまう。 作中の人物の心理もあっさりしすぎている感じがする。願い石を求める人間はもっとねっとりとした心で妬みや破滅的な衝動も併せ持つだろうし、肉親を殺された人間が何人も集まればそのすべてが爽やかで健全であるわけがない。 総じて人間味が薄い・・と、言うより、人間の汚らわしく粘度の高い負の部分が抜け落ちた作品のように感じる。無味乾燥なわけではないが、人間の美しい部分だけをキレイに描けているわけでもなかったので、 あまり世界観の大風呂敷を広げず(神話と発掘の部分は良かったと思うし、洞窟探検の描写もワクワクした。帝国が絡んでくる部分だけが背景の練り方が不十分で物足りないと感じた)手の届く範囲での冒険譚であればもっと良い感想だったのだろうなと思う。
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どういう文明、文化、時代なのか、自分自身いまいち固定できなくて、読んでて不安定でした。車あるの?とか、でんわなの携帯なのとか? 読み進めていくと、いろいろな人物が交差してて面白かったです。実は血の繋がりがあっとか、同一人物だったとか、伏線を拾い集めていくのも面白かったです。
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