薬を使わずにぐっすり眠る方法

大谷憲(著者)

• 販売会社／発売会社: 日東書院本社
• 発売年月日: 2019/04/16
• JAN: 9784528022331

商品レビュー

2024/11/02

わかりやすく、文字が少ないのでサクサク読める！

なんとなく、こうすれば眠りやすい！
とか、寝酒は良くないとか、聞いていたことが、理論的に理解できた！

午後2時に眠くなるのは、昼ご飯のせいではない！午前2時と午後2時に、人間は眠くなるようにできている！

休日の寝溜めはできない！逆効果！
休日の朝寝坊は、いつもより1時間まで！

カーテンを開けて寝るのも良い！

快適な目覚めと睡眠に良い食べ物は、ネバネバ系、納豆オクラ、バナナも！

2023/09/17

近所の図書館が「眠り」特集をしていた時に、２冊借りてきたうちの１冊。
先に読んだもう１冊の方、白濱龍太郎著『誰でも簡単にぐっすり眠れるようになる方法』で紹介されていたストレッチで前よりもかなり寝入りが良くなったので（まだ完璧に上質な睡眠ではないが）、すっかり満足してこっちは読まずに放置していた。貸出延長した返却期限がきたので慌てて読んだ。

睡眠に関する豆知識集という感じで、まあ、はっきり言ってあんまり実際的な役に立つ情報はないかな。白濱氏の本が素晴らし過ぎたせいで、それと比べてしまっているのもあるけど。

コラムに、宇宙飛行士は質の良い睡眠をとるのが難しい、とあって、それは知らなかったので、興味深かった。
宇宙ステーションにいると１日に何回も朝日を浴びることになって、体内時計が狂ってしまうんですって。
なんて大変な！
宇宙飛行士の皆さんは、けっこう長期で滞在しているイメージがあるけれど、そんな悩みを抱えておられるとは知りませんでした。

もう一つのコラムで、「睡眠不足が起こした重大な事故」というテーマで、打ち上げ直後に爆発したチャンレジャーの事故が挙げられていて、知らなかったので一瞬ものすごく驚いたのだが、その後に、スリーマイル島の原発事故もチェルノブイリも睡眠不足が引き起こした、と書いてあって、驚きは瞬時に疑いのまなざしに変わった。

チェルノブイリやスリーマイルの原因がいくらなんでもそんなシンプルな話のわけはないが、この本では思いっきり単純化されて書かれていて、ドン引きした。
ただの埋め草のコラムなんだが、イッキにこの本の信憑性がダダ下がりした。

ということで、白濱氏の本の方を強くお勧めします。