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名も知らぬ夫 昭和ミステリールネサンス 光文社文庫
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名も知らぬ夫 昭和ミステリールネサンス 光文社文庫

新章文子(著者), 山前譲(編者)

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名も知らぬ夫 昭和ミステリールネサンス 光文社文庫

定価 ¥968

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2019/04/11
JAN 9784334778347

名も知らぬ夫

¥220

商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

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2022/07/25

タイトルに惹かれて積読していたものだったが、著者は既に亡くなっていて復刻版として発売されていた作品だったようだ。昭和ミステリーという分類になるのか。確かに昭和と今ではもうジャンルとして隔たりがあり分けて分類された方が分かりやすいかもしれない。短編で昭和ミステリーが堪能できる作品ば...

タイトルに惹かれて積読していたものだったが、著者は既に亡くなっていて復刻版として発売されていた作品だったようだ。昭和ミステリーという分類になるのか。確かに昭和と今ではもうジャンルとして隔たりがあり分けて分類された方が分かりやすいかもしれない。短編で昭和ミステリーが堪能できる作品ばかりだった。殺人までのトリックよりも人間の性、妬みといった感情部分が抉り出されるような感じが余韻として残るものばかりだった。

Posted by ブクログ

2019/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昭和ミステリーというのでどんなかんじか楽しみにしていたけど、思っていたのとは少し違ったがドロドロとしたものが見れて楽しかった。 短編集って感じで表題の「名も知らぬ夫」は、結婚に行き遅れた女の元に25年ぶりにいとこがやって来た。このいとこは母の妹の子だが、母と妹は喧嘩別れをし絶縁状態だった。あまり記憶がないままいとこは下宿するようになり、そのうちに結ばれるようになるが…という話。 なんというか恋は盲目ってかんじ。結婚もしちゃったし、仕方ないけどその前から怪しいって思っていたなら母親の言うことを聞けばよかったのに。こういう女いるなーって思った。 他の話は、「併殺(ダブルプレイ)」はマウント女が下に見ていた女に反撃され殺す話。 「ある老婆の死」は金持ちの意地の悪い婆さんの死をみんなが望むも死んだ婆さんに一本取られた話。 「悪い峠」は一文無しになった婆さんが双子の妹のところに金の無心に行くも思わぬ棚ぼたが…しかし、結局バッドエンド。 「奥さまは今日も」は有閑マダムが愛猫と夫をいっぺんに亡くし落ち込んでいたところをメイドの提案で若いいい男を夫に迎えたが、新しい夫が自分を殺そうとすることに気がつく。 「少女と血」は姉妹で慎ましく暮らしていたのに、ある男の出現で姉が死ぬ。小学生の妹はエスパーかな? 「年下の亭主」は8歳も年上の女と結婚したけど、妻が40になって年取ってきたことに気が付き、早く死んでくれないかなーそしたら遺産が手に入るのに。 「不安の庭」子供が出来ない夫婦のところにいろいろあって赤ん坊を養子に迎えた。新生児の頃はねんねちゃんだったから良かったけど、だんだん成長して手がかかってくるとイライラが止まらない。もらってくるんじゃなかった!!と後悔するも赤ん坊の正体が… 基本的に有閑マダムか小金持ちの婆さんか金に困っている男しか出て来ない。そして、昭和の時代とドロドロなかんじ。女の嫉妬。今の時代とは違う話が読めて楽しかった。 2019.6.15 読了

Posted by ブクログ

2019/05/30

松本清張もそうなんだけれど、昭和ミステリーって、アイテムが昭和なだけで、嫉妬とか欲とか猜疑とかの情念みたいなものは驚くほど古びてないんだよね。いつの世も人間の情念は変わらないってことだろうか。

Posted by ブクログ

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