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ロベルトからの手紙 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2019/04/10 |
JAN | 9784167912642 |
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
いったいどれだけ沢山の人々と出会い、語り合い、そして耳を傾けてきたのでしょうか…イタリアという異国で、時には船に移り住みながら書き上げた、著者が実際に見聞きした13篇のエッセイ。 それぞれが、表紙の彫刻のように、足や歩みに関するテーマでまとめられています。また、気負いのない自然...
いったいどれだけ沢山の人々と出会い、語り合い、そして耳を傾けてきたのでしょうか…イタリアという異国で、時には船に移り住みながら書き上げた、著者が実際に見聞きした13篇のエッセイ。 それぞれが、表紙の彫刻のように、足や歩みに関するテーマでまとめられています。また、気負いのない自然な文章は、まるで短篇小説を読んでいるかのようで、登場人物の時にはほろ苦い人生の情景が目に浮かび、上質な読書体験を楽しむことができました。 13のエッセイのうち『紐と踵』『シーズンオフ』『忘れられない夏』など、好きな話しがありましたが、特に気に入ったのは以下の2篇。読了後、また読み返してしまいました。 『二十分の人生』 たまたま交差点で一緒に渡って欲しいと願い出る、杖をつく老女。広い交差点を何本も横断歩道を一緒に渡る20分間に、老女は息子が無職で引き篭りであることを話し始めます。 『いつもと違うクリスマス』 それはど親しい仲でもない知り合いと、ヴェネツィアでのひっそりとしたクリスマス。常に姉と比べられて育った彼女の過去が語られます。 余談ですが、表紙の彫刻は『あとがきに代えて』に触れられている通り、著者が彫刻家の田島享央己さんに、本のために「羽の生えた足」を彫っていただきたいと依頼してできたものだそうです。羽の部分がほのかに白い小ぶりな足は、まるで天使の足を表しているみたいです。木目といい、足首の彫りを残した断面といい、とても素晴らしい仕事です。ライティングも、羽に影がほのかに差している様子が、本の内容と同様に人生いいことばかりではないことを表しているようですね。
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内田洋子さんの本を読むのは、これで6冊目になる。読んだ本の多くは、まるで小説のようなエッセイを集めたエッセイ集。本書も、13の話を集めたエッセイ集だ。 内田さんは、約40年間イタリアで仕事をされている。日本に向けて、イタリア・ヨーロッパのメディア向け情報を配信する仕事をされている...
内田洋子さんの本を読むのは、これで6冊目になる。読んだ本の多くは、まるで小説のようなエッセイを集めたエッセイ集。本書も、13の話を集めたエッセイ集だ。 内田さんは、約40年間イタリアで仕事をされている。日本に向けて、イタリア・ヨーロッパのメディア向け情報を配信する仕事をされている。東京外大のイタリア語学科を卒業され、このような仕事をされているということは、もちろんイタリア語に堪能。イタリアの各地に住まわれた経験もおありで、イタリアのこと、イタリア人のことは知り尽くされているのだと思う。 イタリアに居住経験を持たれている女性作家としては、塩野七生さんや、須賀敦子さんが思い浮かぶ、というか、日本人女性作家をこれだけ輩出した国は、イタリア以外には思いつかない。何かそういう土壌があるのだろうか。 本書で一番好きだったのは、「曲がった指」というお話。ひょんなことから、内田さんが同じ家に住むことになった老婦人の、若い頃の、輝くような、かつ、切ない恋の話。その話を内田さんは、当の老婦人から聞く。恋の相手は既に亡くなっているが、その老婦人の中では、その恋はまだ続いている。
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37歳一冊目です。 とても良かったです。 イタリアの人々の暮らし。シビアな日常も状況もありますが、ちゃんと受け止めて力強く生きていく人々の姿に、わたしも生きていこうと思わされました。 内田さんの冷静で、でも暖かな眼差しと文章も素敵でした。心が落ち着きます。 年を重ねた日に丁度良い...
37歳一冊目です。 とても良かったです。 イタリアの人々の暮らし。シビアな日常も状況もありますが、ちゃんと受け止めて力強く生きていく人々の姿に、わたしも生きていこうと思わされました。 内田さんの冷静で、でも暖かな眼差しと文章も素敵でした。心が落ち着きます。 年を重ねた日に丁度良いタイミングで読めました。足元がぐらぐらしたときに何度でも読みたいです。
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