いのちの仕組み 病むことも生きること。

石原克己(著者)

• 販売会社／発売会社: 和器出版
• 発売年月日: 2019/04/02
• JAN: 9784908830150

商品レビュー

2020/01/16

やさしい文章。
最近ゴツい文ばかり読んでいたので、最初は物足りなさを感じたものの、だんだん良いこと書いてあると気づく。
特に妊婦さんの話は興味深かった。
再読が必要。

2019/10/12

　あー……ほんとにわたしはスピリチュアルが苦手だなぁと感じた一冊。
　すべてのスピリチュアルが似非だとは思っていないのだけれど、この本にも書かれているように「漢方医だからって全体を診られる人は少ない」という言葉の通り、胡散臭い人とそうでない人を見分けにくく、胡散臭い人に引っかかった場合のリスクが高いのだ。
　それゆえに、私は検証可能である標準的な診療の方が安全と考えてしまう。
　代替医療や伝統医療についてすべてが間違っているとも思えないが、その人の行っている施術を他人が客観的に評価判断できる仕組みがない限りは、ちょっと怖いなと思う。

2019/03/29

朝廷に献上された、現存する日本最古の医学書『医心方』全30巻を編集した平安時代の名鍼博士・丹波康頼。

一般社団法人白川学館代表理事の七沢賢治氏が、丹波康頼の生まれ変わりでは、と直感した石原克己氏の初の書き下ろし。

石原克己氏は、1950 年、千葉県生まれ。治療家。 東京理科大学薬学部卒業。東洋鍼灸専門学校 II 部を 経て治療家の道へ。
医療の根本は「人体が本来持つ自然治癒力を引き出し、治癒の過程を手助けすることにある」という考えのもと、鍼灸・漢方などの伝統医療から科学機器を利用した現代医療に至るまで、多彩な療法に習熟。
いのちの本質を問う治療家として、医学の枠を超えた場所から、臨床、後進の指導、講演等幅広く活動している。
東明堂石原治療院・漢方薬局代表取締役、東京九鍼 研究会会長、日本刺絡学会副会長、日本中医学会評 議員、社団法人 中華身心整合学会栄誉顧問、NPO ユー・アイ・クラブ医療顧問、東京衛生学園専門学 校講師、東洋鍼灸専門学校講師、白川学館門人。

長年の臨床から結実した、人体を階層的に捉える
【固体場、液体場、気体場、意識場、無意識場】という概念は、来たるべき伝統医学の理論的基礎の構築が目指されている。