方丈記(文庫版) マンガ古典文学 小学館文庫

水木しげる(著者)

• 販売会社／発売会社: 小学館
• 発売年月日: 2019/04/05
• JAN: 9784094066296

商品レビュー

2024/03/01

2011年秋。僕は下鴨神社、賀茂御祖神社の井上社上に居てた。その時は、方丈記著800年を記念した取り組みが現地で開催されていた。神社主催はジブリ展、僕がいつのまにか主催となった内容は隈研吾氏設計による800年後の方丈庵設置だった訳だが、この取り組みを行ったことで、僕の人生は大幅に軌道を逸し、同時に鴨長明と言う存在は忘れられないものとなるのであるが、その鴨長明の方丈記は水木先生に解釈され、このように文庫化されている。これは全くもって素晴らしいことだろうと思う(^^)ちなみに、書籍後書感想に荒俣宏氏が寄稿している流れも、方丈庵の柿落とし公演で、養老武司先生と隈研吾氏の対談を実施した時の流れを思い出させてくれて何よりである◎

と、オススメどころか生涯何度も読み返す書籍が出たもんだ。と感動すら覚えた。

2022/11/17

本書は、二〇一三年四月三〇日に小学館より刊行された「マンガ古典文学　方丈記」を加筆訂正し、文庫化したものです。

2022/10/05

歴史小説を探していてよんでみました。
参考文献が28冊ありました。
水木しげるさんが歴史をさかのぼり鴨長明にあって話す。
天変地異や飢饉、理不尽。
この時代の人はがんばりましょうとは言わない。がんばっても自然には逆らえない。負のオーラにこそ乱世を生きる知恵がある。無常という生き方。後書きに乱世を生きる知恵とあります。胡散臭くなくていいなとおもいました。