レオナルド・ダ・ヴィンチ(上)

ウォルター・アイザックソン(著者), 土方奈美(訳者)

• 販売会社／発売会社: 文藝春秋
• 発売年月日: 2019/03/29
• JAN: 9784163909998

商品レビュー

2024/06/21

科学者でもあり画家、芸術家でもあるダビンチの業績はすごいと思う。モナリザ、メディチ家、ボッティチェリ、人体は小宇宙で完璧に詰まっている、観察力、受胎告知、黄金比、炭素年代測定法、光学、光と影、遠近法、等全てが好奇心を引かれる。偉大な人の言う事、考えることは含蓄があると感じられた。

2024/03/11

レオナルド・ダ・ヴィンチの評伝。7,200枚ものレオナルド・ダ・ヴィンチの直筆のノートを読み解いた伝記。レオナルドには画家だけではなく、技術者、科学者の姿もある。最初は宮廷の演出家、それから軍事技術者の姿も…。

2023/05/23

万能の天才ダ・ヴィンチの膨大なメモから人生をたどっていく伝記。
天才ゆえに万全の教育体制だと思っていたらそうでもなかったことに驚き。工房で研鑽しながら天分の好奇心を元に能力を磨いていったことが窺える。その好奇心が仕事をするうえでは「未完成が多い」ということの原因になっているし未完ながらも『東方三博士の礼拝』とかは評価されているから面白い。
『美しき姫君』というのは初めて知ったが真作だとしたら大変なことではある。個人的には完全なカンだが真作ではない気がする。画像のみだから何ともいえないが。
これほどの天才でもサライという若者に愛憎入り混じった関係があるのも人間的で良い。