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大英帝国は大食らい イギリスとその帝国による植民地経営は、いかにして世界の食事をつくりあげたか
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2019/03/01 |
JAN | 9784309227597 |
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大英帝国は大食らい
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かつてイギリスが世界中に植民地を持っていた大英帝国の時代から近代までの、食にまつわるお話。植民地支配を、食の観点から描写します。 植民地支配は奴隷制やら不均衡な関係の貿易から成り立っていました。抑圧的な支配で搾取を続けられると、食べたいものを食べられず、食べられるものを食べるしか...
かつてイギリスが世界中に植民地を持っていた大英帝国の時代から近代までの、食にまつわるお話。植民地支配を、食の観点から描写します。 植民地支配は奴隷制やら不均衡な関係の貿易から成り立っていました。抑圧的な支配で搾取を続けられると、食べたいものを食べられず、食べられるものを食べるしかありません。伝統的で多様な食文化は消滅し、新しく画一的な作物による同質的な料理が生まれました。結果、世界中で同じような料理を食べるようになりました〜。 食って根源的なところにありながら?あるからこそ?大きな歴史の流れからは省かれがちで。でも市井の人の生活の変遷に触れれば、大きく変化してそうな時代の中で、自分にどんなことが起きるか考えられそうで。ものを考えるきっかけって、いろんなところに隠れています。
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タラや砂糖、肉など、イギリスはこういう風に植民地を支配して自国民を養ってきたのか、と目からウロコの見方で非常に興味深く読んだ。ちょっと専門書っぽいところは一気に読む、というより少しずつ読み進めるのがいいかも。食から帝国主義を見るというこれまで考えたことのなかった視点で、甘い紅茶の...
タラや砂糖、肉など、イギリスはこういう風に植民地を支配して自国民を養ってきたのか、と目からウロコの見方で非常に興味深く読んだ。ちょっと専門書っぽいところは一気に読む、というより少しずつ読み進めるのがいいかも。食から帝国主義を見るというこれまで考えたことのなかった視点で、甘い紅茶の話は個人的に衝撃だった。視点を変えると見方が変わるいい例かも。
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大英帝国時代の食にフォーカスを当てたというよりも食目線で当時の人々の生活を描いた生活史的なものという方が良いかも 解説から引用すると,この本からわかることは食文化の伝搬.食文化の攪拌,大英帝国の変化,それらを促すための犠牲となった植民地や奴隷たち 出てくる食べ物,肉,炭水化物...
大英帝国時代の食にフォーカスを当てたというよりも食目線で当時の人々の生活を描いた生活史的なものという方が良いかも 解説から引用すると,この本からわかることは食文化の伝搬.食文化の攪拌,大英帝国の変化,それらを促すための犠牲となった植民地や奴隷たち 出てくる食べ物,肉,炭水化物,脂肪,砂糖がほとんど あまり健康的で無いように見える... 現代って食の選択肢の自由は極まっていてその点この時代に生まれたということは幸福なんだなあと感じる 当時は腹一杯食べることがまず第一で健康的かどうかは二の次だったしその知見もなかっただろうから仕方ないことだけど それでも,この頃のイングランド人は食卓に並ぶ食糧のバリエーションが増える時期でもあったしその前線に立って新天地で砂糖やタバコなどの生産,牧畜業を成功させた人は一財産を築く機会でもあったわけだ. 当時,砂糖の価値に気づき,そこに投資をする余力を持ち,何よりも行動した人(+その競争で運も込みで生き残れた人)が報われた. これって時代が変われば砂糖が工業製品,情報通信機器やインターネット上のコンテンツに変わるだけでいつの時代も変わらない普遍的なことなんだろう. 奴隷という労働力を買い叩いてそのビジネスのオーナー(土地やビジネスモデルや労働力を所有している人たち)が懐をどんどん膨らませていった.複利効果で奴隷を増やしてビジネスを拡大できたらしい(人権を無視して労働力を絞れるだけ絞っていたからそりゃそうか) 大航海時代,植民地開拓,農工業の発達(専門化,効率化,交易)や二次産業の発達(燃料としての石炭需要etc)を推し進めたことは産業革命への礎だったことは間違いない. ビジネス書のように読み流すのは難しい. だけどこういう本をじっくり読んで話のネタにできることが教養の一種だろうなあと思う じっくり読みたかったけど借り物だったし詰み本がかなり溜まっていたので途中でリタイア どこかでじっくり読み返したいね
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