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平成の終焉 退位と天皇・皇后 岩波新書1763
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2019/03/21 |
JAN | 9784004317630 |
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平成の終焉
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いまの上皇・上皇妃の皇太子時代からの言動をもとに、天皇・皇后のあり方を考察した本。原武史さんらしい視点も織り交ぜてつつ、地方紙も含めて資料を細かく調べながら全体図を描いてくれます。 昭和天皇と異なり、膝をついて国民と接するスタイルとそれに対する反発、美智子妃の一歩後ろを歩くスタ...
いまの上皇・上皇妃の皇太子時代からの言動をもとに、天皇・皇后のあり方を考察した本。原武史さんらしい視点も織り交ぜてつつ、地方紙も含めて資料を細かく調べながら全体図を描いてくれます。 昭和天皇と異なり、膝をついて国民と接するスタイルとそれに対する反発、美智子妃の一歩後ろを歩くスタイルとその美しさに感動する市井の人々、リベラル・保守の両面が内包されたなかで、漸進的な改革を進めてこられた姿がわかります。その半面で当時の天皇の思いを受けた対策を長らく放置してきた政治とのコントラストも浮かび上がり、それらがすべて詰まったのが、退位であったと理解しました。 令和の天皇は山登りが趣味で、皇后は元外務省のキャリアです。当然、令和のスタイルも確立されるのでしょう。それは環境により配慮した資本主義の行き過ぎを見直す、同時に女性の活躍は当然のことという、日本の国柄の変化の方向性を示唆するものであるように感じます。 最後に出てくる、原武史さんと宮内庁のやりとりには、学者としての矜持を感じさらに他の著作も読んでみたいと感じた次第です。
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平成の天皇皇后両陛下は、全国津々浦々を巡り、マイホーム主義を体現し、被災地では自ら膝をついて被災者を労われた。 この「国民と目線を合わせる」姿勢は、右派からは反発を買った。 しかし、結果として国民の皇室への敬意は高まった。その過程で美智子妃が果たした役割はおそろしく大きい。 一方...
平成の天皇皇后両陛下は、全国津々浦々を巡り、マイホーム主義を体現し、被災地では自ら膝をついて被災者を労われた。 この「国民と目線を合わせる」姿勢は、右派からは反発を買った。 しかし、結果として国民の皇室への敬意は高まった。その過程で美智子妃が果たした役割はおそろしく大きい。 一方で、国民がより天皇制にロックオンされたとも言える。 令和の両陛下は、平成の陛下の「仁や慈悲」よりは、「自然、環境」がキーワードに見える。全国の行幸よりも登山を愛される。 また、天皇の常に一歩後ろを歩く「日本の女性の鏡」として絶大な人気を誇った美智子妃との対比で、雅子妃は天皇陛下とごく自然に並んで歩かれる。また心身の不調もお隠しにならない。それはむしろ、現代の女性からは歓迎されるイメージかもしれない。 平成から令和に向けて天皇のあり方はどう変わるのか。リベラルに愛される存在か、それとも国防的ナショナリズム?に利用される存在に至るのか。 、、、と言った考察が、やや私の雑な要約によるざっくり本書の後半。 一方、前半の「おことば」考察は、率直に言って私としてはなかなか理解はしても同意は難しい内容だった。いろいろあるが、一言で言って、この「なになにに触れられていない」の類の批判は、時間と字数の制限がある声明においてはあまり意味のないことに思えるからだ。 ともあれ、右派による「時代錯誤な神聖視」を拒絶しているのはむしろ平成、令和の両陛下ご自身である、とのスタンスは例えば片山杜秀氏などともある意味共通するように見える。 同時に、平成の陛下の宮中祭祀を通じた国体護持への確固たる意思が、令和にも受け継がれるか、といった点は著者ならではの関心事と言えそうだ。 いろいろ意見はありつつも、「総じて」これだけ国民の尊崇を集める天皇陛下という存在は一体我々の国にとってなんなのかということについて、私自身は尽きせぬ興味を持っており、その意味では参考文献の一つとして読むべき一冊であった。
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敗戦を跨いだ昭和天皇から引継ぎ、新憲法の元で初めて即位した天皇明仁。即位前の昭和期から、皇后美智子と共にした全国への行幸啓から始まる。その振る舞いの細部に、新憲法下での国民一人一人との「国体」の創出の取り組みを見出す本書。「平成」の天皇は如何にして自らを規定してきたか。現代日本を...
敗戦を跨いだ昭和天皇から引継ぎ、新憲法の元で初めて即位した天皇明仁。即位前の昭和期から、皇后美智子と共にした全国への行幸啓から始まる。その振る舞いの細部に、新憲法下での国民一人一人との「国体」の創出の取り組みを見出す本書。「平成」の天皇は如何にして自らを規定してきたか。現代日本を考えるための必読書。
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