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ハオ景芳短篇集 エクス・リブリス
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ハオ景芳短篇集 エクス・リブリス

ハオ景芳(著者), 及川茜(訳者)

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ハオ景芳短篇集 エクス・リブリス

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2019/03/21
JAN 9784560090572

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ハオ景芳短篇集

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10件のお客様レビュー

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2024/12/15

過去にSFマガジンに掲載された「折りたたみ北京」を目当てに読んでみた。うん、面白い。同じくらい面白かったのは「弦の調べ」と「繁華を慕って」。月を破壊して宇宙人の侵略を防ぐという話なのだが、視点を変えることで異なる作品に仕上がっている。お互いの立場があり、お互いの行動があり、お互い...

過去にSFマガジンに掲載された「折りたたみ北京」を目当てに読んでみた。うん、面白い。同じくらい面白かったのは「弦の調べ」と「繁華を慕って」。月を破壊して宇宙人の侵略を防ぐという話なのだが、視点を変えることで異なる作品に仕上がっている。お互いの立場があり、お互いの行動があり、お互いの決意がある。物語の展開としてはうまいなあという感想。短編集ではあるが、この2作品のように関連しているものがあるので、一気に通して読みたい。

Posted by ブクログ

2024/09/30

作品紹介・あらすじ 《ケン・リュウも注目の中国SF作家、初の短篇小説集! 》 「北京 折りたたみの都市」でヒューゴー賞を受賞し、いま最も注目されているSF作家初の短篇小説集。社会格差や高齢化、エネルギー資源、医療問題、都市生活者のストレスなど、現代の中国社会が抱える様々な問題...

作品紹介・あらすじ 《ケン・リュウも注目の中国SF作家、初の短篇小説集! 》 「北京 折りたたみの都市」でヒューゴー賞を受賞し、いま最も注目されているSF作家初の短篇小説集。社会格差や高齢化、エネルギー資源、医療問題、都市生活者のストレスなど、現代の中国社会が抱える様々な問題が反映された全7篇。 「北京 折りたたみの都市」 物語の舞台は、産業の自動化が進んだ北京。人間の労働力が不要になった都市で、人口増加と失業問題を解決するために折りたたみ式の都市が建設され、人々はそこで生活している。都市は三つの空間に分割され、第一空間では富裕層のみが地表で24時間を過ごし、折りたたまれた残りの第二空間、第三空間の人間は24時間を分けあう。互いの行き来は厳しく制限されている。第三空間のゴミ処理場で働く48歳の老刀(ラオダオ)は娘を幼稚園に入れるお金を工面するために、第一空間に忍び込もうとするが……。 「弦の調べ」「繁華を慕って」 宇宙からやってきた「鋼鉄人」が地球を侵略する。ヴァイオリニストの斉躍(チー・ユエ)は、師に従って鋼鉄人が拠点としている月を爆破する計画を手伝うことに。共振を起こして弦に見立てた宇宙エレベーターを震動させ、音楽によって爆破するという計画だったが……。バイオリニストの夫の視点からの「弦の調べ」と、作曲を志してイギリスに留学する妻の側から語られる「繁華を慕って」は対になり、夫婦の心の弦が響き合う。 [目次] 北京 折りたたみの都市 弦の調べ 繁華を慕って 生死のはざま 山奥の療養院 孤独な病室 先延ばし症候群 ***** 中国人女性SF作家による7篇からなる短篇集。ちなみに郝景芳は「ハオ・ジンファン」と読むとのこと。 ケン・リュウが編纂したアンソロジー「折りたたみ北京」の表題作を書いた作家で、本書ではタイトルが「北京 折りたたみの都市」となっており、訳者も違っているとのこと。「折りたたみ北京」も手元にあるので、いずれ読み比べができるかも知れない。 その「北京 折りたたみの都市」も面白かったのだけれど、「弦の調べ」と「繁華を慕って」が僕にとっては出色の作品。これは同じ状況を男性と女性の両者の視点から描いたもので、レコードでいえばA面とB面といった表裏一体になっている作品。壮大な物語でちらっとブライアン・オールディスの「地球の長い午後」を思い出したりもした。どちらも最後は切ない気持ちになる。 作品の内容とは全く関係ないのだけれど、読んでいて唯一苦労したのが登場人物の名前。中国人なので漢字二文字で表記されるのだけれど、頭の中で音読していくうちに「あれ、なんて名前だっけ?」とわからなくなってしまう。漢字なので変に身近に感じてしまうのに、読み方が日本語と違うので、余計に戸惑ってしまった。「お前の記憶力が脆弱だからだ」と言われればそれまでなのだけれど。

Posted by ブクログ

2024/01/24

「華文SF」ブームを作った作家のひとり、郝景芳の短編集が白水〈エクス・リブリス〉シリーズに登場した。 在米中国人作家ケン・リュウにより紹介されヒューゴ賞を受賞した中篇「折りたたみ北京」が「北京 折りたたみ都市」という題名で入っている。 訳者の違いはあれど、おもしろいものはおもし...

「華文SF」ブームを作った作家のひとり、郝景芳の短編集が白水〈エクス・リブリス〉シリーズに登場した。 在米中国人作家ケン・リュウにより紹介されヒューゴ賞を受賞した中篇「折りたたみ北京」が「北京 折りたたみ都市」という題名で入っている。 訳者の違いはあれど、おもしろいものはおもしろい。 「弦の調べ」の世界観は悠大、SFとクラシック音楽の組合せが作者の世界観を際立たせている。 対として存在する短編「繁華を慕って」では、悠大な中に隠れた、細やかな心情が描かれていて、作家の幅の広さを感じる。 他の短編もSFという枠に囚われることなく、読書脳に響く。

Posted by ブクログ

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